2014年 | プレスリリース?研究成果
日本の公共工事の入札谈合の分析
ニューヨーク大学スターンビジネススクールの川合庆助教授と东北大学国际教育院の中林纯准教授は、2003年から2006年にかけて国土交通省が全国で発注した工事の入札データを统计的に分析しました。その结果、当该期间中に谈合を繰り返した可能性の高い业者が约1,000社、またそれらの业者が落札した工事が约9000亿円近くになることをデータ上で示しました。
本研究では、公共工事等の入札で予定価格を全员が超过した场合に行われる「再度入札」に着目しました。仮に入札が竞争的に行われていれば、初回の入札で1位と2位の业者の入札金额の差が小さいほど、初回2位业者が再度入札で胜つ可能性は5割に近づくはずです。しかし実际は、初回わずかな差で败れた2位业者は、再度入札でもまたほぼ确実に、しかも仅差で负けていることが本研究の调査で判明しました。
そこで本研究では、まず初めに、観察された1位2位业者の入札の差の分布等を详细に分析し、このような事态が、谈合によって初回1位业者が再度入札で入札する予定の金额を他の业者が事前に知っていなければ生じ得ないことを示しました。
続いて本研究では、上记の考え方に基づく统计的手法を考案し、期间中に入札に参加したすべての业者の入札を分析しました。その结果、谈合をしていた可能性が高い(有意水準95%)业者が约1,000社、またそれらの业者が落札した工事は约7,600件、予算规模で约8,600亿円にも及ぶことがわかりました。
こうした分析方法は、落札率の高止まり等から谈合の存在を推测するという従来の入札谈合の分析方法とは一线を画すものとなっています。また、谈合していた可能性が高いことが判明した业者の中には、期间中に公正取引委员会が独占禁止法违反の疑いで立入调査した以外の多数の公司も含まれていることから、本研究结果は、かつて日本の公共工事で谈合が蔓延していたことを示す重要な証左となります。
问い合わせ先
ニューヨーク大学スターンスクールオブビジネス
担当:川合 庆
E-mail: kkawai*stern.nyu.edu(*を@に置き換えてください)
东北大学国际教育院
担当:中林 纯
罢别濒:022-795-6317
E-mail: nakabayashi*econ.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)
