2016年 | ニュース
国立大学法人理学部長会議声明 ―未来への投資―
大隅良典先生のノーベル医学?生理学赏の受赏は、昨年の梶田隆章先生のノーベル物理学赏ともども、まさに理学の目指す基础研究の成果です。大隅先生の受赏は、理学の教育?研究に携わる私たちとして、大変嬉しく、また夸らしく思います。昨年、梶田先生は、先生の研究は何の役に立つかと闻かれて、「知の地平を広げる」と答えられ、今年の大隅先生は、「『役に立つ』という言叶が社会を駄目にしている」と答えられました。これらの言叶は、理学研究の特徴を大変よく表しています。基础科学は人类の生み出した文化であり、共有?継承すべき知的资产です。また、基础科学は今すぐ社会の役に立たないかもしれませんが、いずれ役に立つと、私たちは确信しています。しかし、「役に立つ」を前提の研究からは、梶田先生や大隅先生のような谁も踏み込んだことのない新たな発见は决して生まれません。出口が见えないだけに基础研究は大変难しいのです。研究者の未知のものに対する不断のアプローチが基础研究の頼りであり、この不断のアプローチを続ける原动力が「好奇心」です。しかし、「役に立つ」研究推进の大合唱が、「好奇心」を持ち続けることを困难にさせ、「好奇心」を基盘とした基础研究を委缩させています。特に、若い世代に対する影响は甚大で、基础科学を目指す若手の急激な减少をもたらしています。
国立大学法人理学部长会议は、我が国の基础科学研究を継承?発展させ、豊かな社会を形成するために必要な『知』の教育と研究を推进することによって社会に贡献することを目指して组织されています。私たちは、「基础科学こそが、科学?技术の基盘であり、我が国の国力のもとであり、これなくしては、科学?技术の人类への贡献も我が国独自の产业の创出もおぼつかないのではないか」と考え、大隅先生のノーベル赏受赏を机に声明を出すことにしました。私たちは、现在我が国の置かれている困难な财政上の问题も十分理解した上で、未来への投资として基础科学の推进を诉えます。また、基础科学推进の基盘として重要な役割を果たしている运営费交付金が継続的に削减されている现状、その结果として教员が削减されている大学现场の危机を诉えます。
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问い合わせ先
东北大学大学院理学研究科
総務課総務係 022-795-6347
