2018年 | プレスリリース?研究成果
ヒト消化酵素が作られる仕组み-消化酵素が正しい构造に折り畳まれる过程に必要な因子を発见-
【要点】
- 膵臓が生产する消化酵素の一つであるエラスターゼが正しい立体构造に折り畳まれるためには笔顿滨辫と呼ばれるタンパク质が必要であることが分かった。
- 笔顿滨辫は膵臓で特异的に発现している笔顿滨ファミリー酵素としてこれまで知られていたが、その役割については不明だった。本研究ではその役割を初めて明らかにした。
- 笔顿滨辫はエラスターゼ以外にもキモトリプシン、トリプシン、α-アミラーゼなどと膵臓内で相互作用することが分かった。よって、笔顿滨辫は様々な消化酵素の生合成に働く可能性がある。
【概要】
东北大学多元物质科学研究所の门仓広准教授、藤本拓志(东北大学大学院生命科学研究科博士后期课程在学)、稲叶谦次教授、奈良先端科学技术大学院大学 研究推进机构の河野宪二特任教授、九州大学生体防御医学研究所の松本雅记准教授らのグループは、膵臓で作られる消化酵素のうちのエラスターゼと呼ばれるタンパク质分解酵素が正しい立体构造に折り畳まれる过程で必要な新规の因子笔顿滨辫を発见しました。ヒト由来の细胞中でエラスターゼを発现すると、エラスターゼは细胞内で凝集体(不溶性の块)を形成し、正しい构造をとることができませんでした。ところが、笔顿滨辫とエラスターゼを细胞の中で同时に発现させると正しい立体构造のエラスターゼをつくることができました。即ち、笔顿滨辫は消化酵素の一つであるエラスターゼの立体构造が折り畳まれる过程で重要な役割を果たすことが分かりました。マウスの膵臓を调べたところ、笔顿滨pは、エラスターゼ以外にも、トリプシン、キモトリプシン、α-アミラーゼなど膵臓で作られる様々な消化酵素に作用することが分かりました。よって、これらの消化酵素が正しい立体构造に折り畳まれる过程でも笔顿滨辫は働いている可能性があります。本研究から得られる知见は、将来的には、膵臓に関连する病気の原因の解明やヒト由来の消化酵素を微生物や动物细胞の培养によって生产させる际に役立つと期待されます。
図1 PDI ファミリー酵素による分泌タンパク質の折り畳み反応の促進
折り畳み反応の途上で、笔顿滨ファミリー酵素と分泌タンパク质は分子间のジスルフィド结合でつながった反応中间体を形成する。このことを利用して笔顿滨辫が相互作用するタンパク质を膵臓から网罗的に同定した
问い合わせ先
(研究に関すること)
东北大学 多元物质科学研究所
准教授 门仓 広 (かどくら ひろし)
Tel: 022-217-5605 E-mail: hiroshi.kadokura.b3*tohoku.ac.jp (*を@に置き換えてください)
教授 稲叶 谦次 (いなば けんじ)
Tel: 022-217-5604 E-mail: kinaba*tagen.tohoku.ac.jp (*を@に置き換えてください)
(报道に関すること)
东北大学 多元物质科学研究所 広報情報室
Tel: 022-217-5198 E-mail:press.tagen*grp.tohoku.ac.jp (*を@に置き換えてください)