2019年 | プレスリリース?研究成果
ラン科植物サギソウにおける狮子咲き変异の原因遗伝子特定
【発表のポイント】
- ラン科植物の花は「唇弁」や「ずい柱」など特徴的な花器官を有している。これらの花器官形成は兴味深いテーマだが、非モデル植物であるため分子机构を明らかにするのは困难であった。
- 本研究ではラン科植物サギソウの狮子咲き変异品种'飞翔'を用いて、様々な花器官形成遗伝子の构造と発现を解析するとともに、遗伝解析を行うことにより、原因遗伝子を特定することに成功した。
- 本研究成果により、ラン科植物の狮子咲き品种の开発などに繋がると期待される。
【概要】
东北大学大学院生命科学研究科の菅野明准教授の研究グループは、ラン科植物サギソウの狮子咲き変异品种'飞翔'を用い、この狮子咲き変异が花器官形成遗伝子の一つ叠クラス遗伝子1)のプロモーター领域にレトロトランスポゾン2)が挿入されたことにより、その発現領域が拡大することによって引き起こされることを明らかにしました。本研究はラン科植物の花器官形成機構の解明に繋がるとともに、獅子咲き品種の作出に向けた分子育種への応用が期待されます。本成果は、3月29日付で科学雑誌The Plant Journal電子版に掲載されました。本研究は、文部科学省科学研究費補助金の支援を受けて行われました。
図1. サギソウの花
野生型品种'青叶'(础)および狮子咲き変异品种'飞翔'(叠)
【用语説明】
1)叠クラス遗伝子
花器官形成遗伝子の一つ。础、颁、贰クラスの転写因子と复合体を作って机能し、花器官を决定する。3)参照。
2)レトロトランスポゾン
多くの真核生物のゲノム内に存在する可動遺伝因子の一種。サギソウの緑花変異品種'緑星'では、レトロトランスポゾンが遺伝子内に挿入することで引き起こされることが明らかになっている(Mitoma and Kanno 2018)。
问い合わせ先
(研究に関すること)
东北大学大学院生命科学研究科
担当 菅野 明 (かんの あきら)
電話番号: 022-217-5725
Eメール: kanno*ige.tohoku.ac.jp (*を@に置き換えてください)
(报道に関すること)
东北大学大学院生命科学研究科広報室
担当 高橋 さやか (たかはし さやか)
電話番号: 022-217-6193
Eメール: lifsci-pr*grp.tohoku.ac.jp (*を@に置き換えてください)