2019年 | プレスリリース?研究成果
木星嵐の3次元構造を初観測 すばる望遠鏡赤外線カメラによる観測成果
【発表のポイント】
- 木星大気の巨大嵐の3次元构造を観测した结果、水蒸気とアンモニア蒸気が大気の奥底から大量に上昇し、巨大なアンモニア云が生成されることを明らかにした。
- この巨大嵐の生成机构は、「台风の机构」としても知られる「湿润対流」で説明できることを明确に示した。
- 2017年1月の国立天文台すばる望远镜による観测成果であり、アルマ望远镜を含む初の巨大望远镜群共同観测キャンペーンの一翼を担った。
【概要】
东北大学は、国际共同チームで2017年1月に国立天文台すばる望远镜(ハワイ?マウナケア山顶)による木星の赤外线観测を実施し、世界的な木星観测キャンペーンの一翼を担いました。この観测で、木星大気を吹き荒れるストームの3次元构造を分解し、地球の赤道域でも见られ、台风の机构としても知られる「湿润対流」で説明できることを明确に示しました。
この観測は、アルマ望遠鏡、NASAハッブル宇宙望遠鏡、米ジェミニ北望遠鏡 8-m、WMケック望遠鏡10-m、欧VLT 8-mという、世界最大級の6つの望遠鏡群で行われました。電波?可視光に跨る多波長観測は、嵐を高度方向に分解してその3次元構造の解明を可能とします。惑星探査機では困難ですが、他惑星の大気現象を地球と比較するには必須の手法であり、この効果を示す素晴らしい例となりました。
すばる望遠鏡中間赤外線カメラCOMICSが捉えた木星。色は、木星成層圏にあるメタンの発光強度。赤道域の明るい部分がそれより高高度にあるアンモニア雲(a)。大赤斑(GRS)(注1)やオーバル(BA)(注2)は定常的な巨大構造。今回着目しているのは各矢印が示す白斑?暗斑で、木星の巨大嵐を示します。(撮影:2017/1/11-14。提供:Imke de Pater et al)
【用语解説】
(注1)大赤斑(骋搁厂)
木星の南半球にある巨大な嵐。17世纪から存在が知られる。この数十年で缩小がみられ、恒久的に存在しうるものではないが、现在も地球の3倍程度と巨大な姿を保つ。
(注2)オーバル(叠础)
大赤斑の近傍に21世纪初めに现れた。当初白色だったが大赤斑と似た色调に徐々に変化し、下层大気から吹き上がった物质の影响とみられる。下层から上层への物质输送を示す本発表は、その解明にもつながっていくものとなる。
问い合わせ先
(研究に関すること)
东北大学大学院理学研究科
惑星プラズマ?大気研究センター
教授?センター长
笠羽 康正(かさば やすまさ)
E-mail: kasaba*pparc.gp.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)
(报道に関すること)
东北大学大学院理学研究科
広报?アウトリーチ支援室
電話: 022?795?6708
E-mail: sci-pr*mail.sci.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)