2019年 | プレスリリース?研究成果
東北沖地震後の地盤隆起の原因を解明 地震を起こした断層深部でのゆっくりとしたすべりが隆起を支配
【発表のポイント】
- 実験岩石学的知见に基づき、东北地方沿岸部の地盘隆起をモデル化することに成功
- 隆起は、地震时に大きくすべった领域の深部で、断层がゆっくりとすべることにより発生
- 隆起过程は、ゆっくりとした断层すべりとマントルの流动の両方に影响を受ける
- 今后の地盘隆起过程の予测には、実験岩石学的知见が必要
【概要】
沉み込み帯(注1)などで起こる巨大地震のあとには、余効変动と呼ばれる大きな地殻変动が现れることが知られています。余効変动は、一般的に、地震を起こした断层深部での、揺れを起こさないゆっくりしたすべり(余効すべり(注2))と水飴のようなマントルの流动(粘弾性缓和(注3))の组み合わせによって引き起こされます。东北大学大学院理学研究科 武藤润准教授、太田雄策准教授、および海洋研究开発机构、东京大学地震研究所、东京工业大学、南洋理工大学、南カリフォルニア大学からなる合同研究チームは、2011年东北地方太平洋冲地震(以下、东北冲地震)后の余効変动の観测データとそれらを説明する数値解析から、现在活発に隆起している东北地方沿岸部は、地震时に大きくすべった领域のさらに深部での余効すべりによって引き起こされていることを突き止めました。また余効すべりと复雑なマントル流动の相互作用が今后の沉降の回復に大きく影响することを世界で初めて示しました。このことは、人々の生活に直结する地面の铅直変动(注4)(隆起?沉降)の観测を説明するとともに、その将来予测を行うためには、岩石の流动する特性や断层の摩擦特性及びそれらの相互作用を正确に考虑する必要があることを示しています。
図1.宮城県―山形県周辺での2012年9月?2016年5月までの余効変動観測と解析を行った2次元測線(黒線)。灰色矢印は国土地理院GEONETによる観測、白色矢印は東北大学による観測を示す。赤―青色は地面の鉛直変動を示し、赤が隆起、青が沈降を示す。海底での黄―黒色は、Iinuma et al. (2012) による地震時のすべり量を示す。
【用语解説】
(注1)沉み込み帯
地球を覆う硬い岩盘からなるプレートが2つぶつかり、1つのプレートの下に别のプレートが沉み込んでいる地帯
(注2)余効すべり
地震后に地震断层が揺れを起こさず、ゆっくりとすべる现象
(注3)粘弾性缓和
地震による応力変化で岩石が水飴のように流动する现象
(注4)铅直変动
地盘の隆起や沉降など上下方向の运动
问い合わせ先
(研究に関すること)
东北大学大学院理学研究科地学専攻
准教授 武藤 润(むとう じゅん)
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(报道に関すること)
东北大学大学院理学研究科
広报?アウトリーチ支援室
电话:022?795?6708
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