2020年 | プレスリリース?研究成果
愛情ホルモンが左右するメダカの異性の好み ~オスとメスで逆に働くオキシトシン~
【発表のポイント】
- メダカが亲密な异性を好む性质は、オキシトシンホルモンによって制御されていることを解明。
- オキシトシン遗伝子を壊すと、メスでは好みが消失し、オスでは亲密なメスを好むようになる。
- メダカの基础研究から亲密な异性への好みや性差を生み出す机构の解明に期待。
【概要】
北海道大学大学院薬学研究院の横井佐织助教,冈山大学大学院自然科学研究科の竹内秀明特任教授/东北大学大学院生命科学研究科教授(併任)及び基础生物学研究所などの研究グループは、メダカが亲密な异性を好むか否かをオキシトシンが制御していることを明らかにしました。
メダカのメスには「そばにいたオス」を目で见て记忆し、そのオスの求爱を积极的に受け入れる倾向がある一方、オスは亲密度に関係なくメスに求爱します。本研究では、「爱情ホルモン」として知られるオキシトシンに着目し、メダカでの异性の好みに対する効果を検証しました。オキシトシン遗伝子を壊したメダカを用いて実験をしたところ、メスではオスに対する好みが消失し、见知らぬオスを积极的に受け入れましたが、オスでは叁者関係(オス,オス,メス)において、初対面のメスには无関心である一方、亲密なメスに対してはライバルオスを追い払ってメスのそばにいる様子が観察されました。ヒトなどでは、オキシトシンには亲密な他者に対する爱着を强める働きがあるとされていますが、メダカのオスでは逆に爱着を下げる方向に働くことが明らかとなりました。このことから、オキシトシンが动物种や性别によって「爱情ホルモン」以外の働きを持つと考えられます。
行动异常を示したメダカの脳ではいくつかの遗伝子の発现量に顕着な変化があり、その遗伝子はヒトにも存在したことから、メダカの基础研究からオキシトシンが亲密な他者に対する爱着を制御 する仕组みや性差を生み出す仕组みが明らかになることが期待されます。
なお、本研究成果は日本時間2020年2月18日(火)午前5時(米国東部時間2020年2月17日(月)午後3時)公開のProceedings of the National Academy of Sciences誌に掲載されました。
オキシトシンが左右するメダカの异性の好み
撮影:「ドキュメンタリーチャンネル 藤原英史」
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