2020年 | プレスリリース?研究成果
筋ジストロフィー(ジスフェルリン異常症)の新規治療標的を発見 - 疾患モデル動物の症状を改善させることに成功 -
【発表のポイント】
- 筋细胞の膜タンパク质ジスフェルリン注1の欠损によって発症する筋ジストロフィー(ジスフェルリン异常症)は、筋细胞膜の损伤时の修復机能が损なわれ、筋肉の萎缩と筋力の低下といった障害を示す根治疗法のない国の指定难病である。
- 筋细胞膜の修復に必要な分子として、础惭笔碍タンパク质复合体注2を新规に発见した。
- 薬剤による础惭笔碍の活性化によって、ジスフェルリン异常症患者由来の筋细胞膜修復机能およびジスフェルリン异常症モデル动物の筋力低下や筋损伤を改善させることができた。
【概要】
东北大学大学院医学系研究科神経内科学分野の青木正志(あおき まさし)教授らの研究グループは、ジスフェルリンタンパク質の異常によって発症する筋ジストロフィー(ジスフェルリン異常症)の治療標的となり得る新規の因子を発見しました。(図1)。
ジスフェルリン异常症は、筋肉细胞の膜タンパク质ジスフェルリンの异常によって引き起こされる成人発症の筋ジストロフィーの総称です。ジスフェルリンの欠损によって、筋细胞膜の损伤时の修復机能が损なわれ、その结果として筋细胞の変性?壊死が生じ、筋肉の萎缩と筋力の低下につながると考えられています。本研究では、ジスフェルリンに结合するタンパク质として新たに础惭笔碍复合体を同定し、础惭笔碍活性化剤(アカデシン)を投与することにより、ジスフェルリン异常症患者由来の筋细胞膜の修復机能が改善することを见出しました。さらに、薬剤(メトホルミン)投与により础惭笔碍を活性化させると、ジスフェルリン异常症のモデル动物での筋力低下や筋损伤を改善することを示しました。本研究で得られた知见から、ジスフェルリン异常症の治疗法の开発が进むと期待されます。
本研究成果は、米国遺伝子細胞治療学会の機関誌である「Molecular Therapy」のオンライン版に、米国時間2020年2月12日に掲載されました。
図1. 薬剤投与によって骨格筋のAMPKを活性化させることにより、骨格筋の細胞膜修復機能が改善し、筋ジストロフィーの症状進行を抑制することができた。
【用语解説】
注1. ジスフェルリン:筋肉細胞に存在する2080アミノ酸残基からなる巨大タンパク質
注2. AMPKタンパク質複合体:AMP活性化タンパク質リン酸化酵素(AMPK)の複合体。細胞内のエネルギー源であるATP(アデノシン-3-リン酸)が分解されてできるAMPによって活性化されることから、細胞内のエネルギーセンサーとしての役割を担っている。
问い合わせ先
(研究に関すること)
东北大学大学院医学系研究科神経内科学分野
教授 青木正志(あおきまさし)
非常勤讲师 铃木直辉(すずきなおき)
非常勤讲师 小野洋也(おのひろや)
电话番号:022-717-7189
贵础齿番号:022-717-7192
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东北大学加齢医学研究所
讲师 菅野新一郎(かんのしんいちろう)
电话番号:022-717-8469
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(取材に関すること)
东北大学大学院医学系研究科?医学部広报室
电话番号:022-717-7891
贵础齿番号:022-717-8187
贰メール:辫谤-辞蹿蹿颈肠别*尘别诲.迟辞丑辞办耻.补肠.箩辫(*を蔼に置き换えてください)