2020年 | プレスリリース?研究成果
世界初:高安動脈炎の病因となるタンパク質を同定 -血管の炎症を持続させる自己抗体の存在が明らかに-
【発表のポイント】
- 国の指定难病である高安(たかやす)动脉炎において、自己免疫注1の标的となる主要な2つのタンパク质を同定した。
- 标的となるタンパク质は血管の炎症を収める役目があり、自己抗体注2はその机能を阻害することで炎症を持続させることを明らかにした。
- 高安动脉炎に合併する溃疡性大肠炎においても同じ自己抗体が认められたことから、両疾患の関连や病态の解明の発展に寄与する事が期待される。
【概要】
高安动脉炎は、大动脉を含む大きな血管に炎症(血管炎)が生じ、血管が狭くなったり詰まったりして血流が悪くなる原因不明の疾患です。何らかの原因で活性化された免疫応答が自身の血管の细胞を攻撃してしまう自己免疫により血管炎が持続すると考えられています。
东北大学病院血液免疫科の白井刚志(しらいつよし)院内讲师、东北大学大学院医学系研究科血液?免疫病学分野の藤井博司(ふじいひろし)准教授、张替秀郎(はりがえひでお)教授らのグループは、高安动脉炎における自己免疫の标的となる主要な2つのタンパク质を明らかにしました。高安动脉炎では、これらのタンパク质に対する自己抗体が产生され、血管の炎症を持続させていることが分かりました。さらに、自己抗体の1つが高安动脉炎に合併して起こる溃疡性大肠炎においても认められました。
本研究によって、高安动脉炎の病态の解明や临床検査への応用、治疗法の开発の発展に贡献することが期待されます。
本研究成果は、2020年3月9日午前10時(現地時間、日本時間3月9日午後7時)Nature Communications誌(電子版)に掲載されました。
図1.高安动脉炎の血管炎の部位による症状の违い
【用语解説】
注1. 自己免疫:本来、外来からの異物を認識し排除するための役割を持つ免疫が、自分自身の細胞や組織に対してまで過剰に反応し攻撃を加えてしまうこと。
注2. 自己抗体:自己のタンパク質に対する抗体。
问い合わせ先
(研究に関すること)
东北大学病院 血液免疫科
院内讲师 白井 刚志(しらい つよし)
电话番号:022-717-7165
Eメール:迟蝉耻测辞蝉丑颈谤补箩辫*尘别诲.迟辞丑辞办耻.补肠.箩辫(*を蔼に置き换えてください)
(取材に関すること)
东北大学大学院医学系研究科?医学部広报室
电话番号:022-717-7891
贵础齿番号:022-717-8187
Eメール:辫谤-辞蹿蹿颈肠别*尘别诲.迟辞丑辞办耻.补肠.箩辫(*を蔼に置き换えてください)