2020年 | プレスリリース?研究成果
ホヤの幼生がオタマジャクシ型になる仕組みを発見 -上皮細胞の「くびれ」を創り出す新しい原理-
【発表のポイント】
- ホヤのオタマジャクシ幼生の「くびれ」は、细胞が胴部と尾部间で明瞭な境界を保ちつつ异なった方向に分裂することによって创られることが明らかになった。
- 组织、器官、体全体の形づくりの更なる理解につながる。
【概要】
动物の组织や器官は、细胞が适切な位置に配置されることで形成されます。例えば、方向性を持った细胞分裂によって组织が伸长したり、厚さが増加したりすることが知られています。しかし、方向性を持った细胞分裂がそれ以外の形づくりに関与するのかは不明でした。东北大学大学院生命科学研究科附属浅虫海洋生物学教育研究センターの中本章贵助教と熊野岳教授は脊索动物门*1に属するマボヤ(Halocynthia roretzi) *2を用い、オタマジャクシ幼生の形が方向性を持った细胞分裂によって创られることを明らかにしました。脊索动物にはオタマジャクシ幼生(あるいは尾芽胚)と呼ばれる时期があり、胴部と尾部の境界が砂时计型の「くびれ」として形成されることが特徴の1つです。研究の结果、将来胴部となる前方の上皮细胞と将来尾部となる后方の上皮细胞が、明瞭な境界を保ちつつ异なった方向に分裂することによって「くびれ」が形成されることが明らかになりました。组织や器官の一部に「くびれ」や「凹み」が形成される仕组みは几つかの动物で明らかにされていますが、细胞の分裂方向の制御が重要であるとの报告は、本研究が初めてです。今回の発见は、形づくりの新しい原理を提供するものです。本研究成果は2020年3月7日の颈厂肠颈别苍肠别誌(电子版)に掲载されました。
本研究は文部科学省科学研究费补助金、住友财団、山田科学振兴财団、成茂动物科学振兴基金の支援を受けて行われました。
マボヤの幼生(左)と成体(右)
【用语説明】
*1脊索动物门:脊索を持つ动物のグループ。脊椎动物では発生の过程で一时的に脊索が形成され、后に脊髄に置き换わる。
*2マボヤ(Halocynthia roretzi):主に东北地方で食用に养殖されるとともに、発生研究の材料としても用いられる。东北大学浅虫临海実験所で初めて人工的に放卵、放精させることに成功して以降、ホヤを用いた発生研究が世界に拡がった。
问い合わせ先
(研究に関すること)
东北大学大学院生命科学研究科
担当 中本 章贵 (なかもと あやき)
電話番号: 017-752-3379
贰-尘补颈濒:补测补办颈.苍补办补尘辞迟辞.补4*迟辞丑辞办耻.补肠.箩辫(*を蔼に置き换えてください)
(报道に関すること)
东北大学大学院生命科学研究科広報室
担当 高橋 さやか (たかはし さやか)
電話番号: 022-217-6193
Eメール: lifsci-pr*grp.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)