2020年 | プレスリリース?研究成果
電子スピン歳差運動の回転方向の観測に成功 スピントロニクスにおけるスピン流伝搬機構の微視的解明
【発表のポイント】
- 次世代スピントロニクスではスピン流の生成?制御が重要ですが、ミクロな视点での理解は进んでいませんでした。
- 絶縁性磁性体のスピン流を伝搬する、电子スピン歳差运动の回転方向の直接観测に初めて成功しました。
- 今回用いた特殊な偏极中性子散乱はスピントロニクスに限らず磁性体一般に広く応用でき、今后マグノン极性を活かしたデバイスの开発が期待されます。
【概要】
スピントロニクスではスピン自由度の流れ、つまりスピン流の生成?制御が重要な要素です。これまでは、生成されたスピン流を电圧の情报に変换して巨视的に観测するのが一般的で、ミクロな视点での理解は进んでいませんでした。特に、絶縁性の高い磁性体においては、电子スピンの歳差运动(スピンが円を描くように向きを変える运动)によってスピン流が伝搬されることが知られていましたが、その歳差运动を顕わに観测した例はありませんでした。东北大学金属材料研究所の南部雄亮准教授らは、この歳差运动の回転方向(マグノン极性)を、中性子スピンの偏极を揃えた偏极中性子散乱によって初めて実験的に観测することに成功しました。
今回検出されたマグノン极性は、スピントロニクス物质の机构解明や物质开発の设计指针に欠かせない微视的情报です。今后、マグノン极性を活かしたデバイスの开発が期待されます。
本研究成果は、アメリカ物理学会学術誌「Physical Review Letters」において、2020年7月6日付けオンライン版に公開されます。また、Editors'Suggestionに選出されています。
问い合わせ先
(研究内容に関して)
东北大学金属材料研究所
量子ビーム金属物理学研究部门
南部 雄亮
罢贰尝:022-215-2039
Email: nambu*tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)
(报道に関して)
东北大学金属材料研究所 情報企画室広報班
罢贰尝:022-215-2144
贵础齿:022-215-2482
贰尘补颈濒:辫谤辞-补诲尘*颈尘谤.迟辞丑辞办耻.补肠.箩辫(*を蔼に置き换えてください)