2021年 | プレスリリース?研究成果
日本地下の3次元地震波異方性構造を解明 ―プレート変形?マントル対流?地震火山の理解に重要な手がかり―
【発表のポイント】
- 日本列岛下の精确な3次元地震波速度异方性(注1)构造を初めて明らかにした。
- 太平洋プレートの沉み込みとその変形がマントル対流のパターンを支配することを発见した。
- 日本列岛の火山と地震の成因を理解する重要な手がかりとなる。
【概要】
地球内部の岩石には、「地震波速度异方性」という性质があります。地震波の伝播する方向によって地震波の伝播速度が异なるという物理性质で、地球内部岩石の変形、地殻の応力场、およびマントル対流のパターンなどを反映していると考えられています。
东北大学大学院理学研究科 地震?喷火予知研究観测センターの趙大鵬教授とZewei Wang博士(PD研究員、現在は中国南方科技大学 助教)は、従来の地震波トモグラフィー法(注2)を改良し、日本列岛下の精确な3次元地震波速度异方性構造を明らかにしました。これにより、日本海溝から日本列島下に沈み込んでいる太平洋プレートおよびその周りのマントルにおける詳細な3次元地震波速度異方性構造を解明し、太平洋プレートの沈み込み、ならびに、太平洋プレートそれ自体の変形が日本列島下のマントル対流のパターンを支配することがわかりました。本研究成果は、日本列島の火山と地震の成因および地殻変動を理解する重要な手がかりになると思われます。
本成果は、米科学誌「Science Advances」に1月20日に論文としてオンライン掲載されました。
図1. 日本列島とその周辺地域。青色のコンター線は沈み込んでいる太平洋プレート(スラブとも呼びます)上面の等深線。赤色のコンター線は沈み込んでいるフィリピン海プレート上面の等深線。白四角は本研究で利用した基盤観測網の地震観測点、▲は活火山。白矢印と数値はプレート沉み込みの方向と速さ。
【用语解説】
(注1)地震波速度异方性
ある物质において、地震波の伝播速度が地震波の伝播方向によって异なるという物理的性质です。地球内部岩石の変形、応力场およびマントル対流の方向やパターンを反映していると考えられます。
(注2)地震波トモグラフィー法
コンピュータで大量の地震波伝播时间のデータを処理することによって、地球内部の3次元地震波速度分布を求める方法です。その原理は医学分野の颁罢スキャンと同じです。周囲よりも高速度の地域を青色、低速度の地域を赤色で示します。高速度域は低温で硬い岩石、低速度域は高温で柔らかい岩石に対応します。
问い合わせ先
<研究に関すること>
东北大学大学院理学研究科
地震?喷火予知研究観测センター
教授 趙 大鵬(ちょう たいほう)
贰-尘补颈濒:锄丑补辞*迟辞丑辞办耻.补肠.箩辫(*を蔼に置き换えてください)
<报道に関すること>
东北大学大学院理学研究科
広报?アウトリーチ支援室
電話: 022-795-6708
贰-尘补颈濒:蝉肠颈-辫谤*尘补颈濒.蝉肠颈.迟辞丑辞办耻.补肠.箩辫(*を蔼に置き换えてください)