2021年 | プレスリリース?研究成果
むし歯による顎骨破壊の原因を解明 ー抗ケモカイン療法による顎骨破壊の抑制ー
【本学研究者情报】
〇本学代表者所属?职?氏名:大学院歯学研究科歯科保存学分野?教授?斋藤 正寛
【発表のポイント】
- むし歯菌が顎骨まで浸透して炎症を起こす根尖性歯周炎*1で引き起こされる顎骨破壊にケモカイン*2である颁齿颁尝9*3が関わる事を见いだした。
- 颁齿颁尝9の阻害薬である颁齿颁搁3拮抗薬の投与で、根尖性歯周炎による顎骨破壊の抑制に成功した。
- 本研究成果は、顎骨破壊を抑制して根尖性歯周炎による抜歯を回避する新しい治疗の开発に贡献することが期待される。
- 整形外科领域において骨破壊を抑制する治疗技术开発への贡献も期待出来る。
【概要】
根尖性歯周炎はむし歯を原因とする細菌感染により顎骨破壊を引き起こします。東北大学大学院歯学研究科齋藤正寛教授(歯科保存学分野)、北浦英樹准教授(顎口腔矯正学分野)、新潟大学大学院医歯学総合研究科野杁由一郎教授(う蝕学分野)および神奈川歯科大学半田慶介教授(口腔生化学分野)の研究グループは、根尖性歯周炎による顎骨破壊を抑制する仕組みを明らかにしました。今回の研究成果により炎症を悪化させるケモカインである颁齿颁尝9が根尖性歯周炎の進行に関わり、この分子の機能を抑制するCXCR3拮抗薬の投与で顎骨破壊を抑えられることを初めて明らかにしました。これらの成果は、根尖性歯周炎による抜歯を回避する新たな歯科治療の開発に手がかりを与えると共に、骨破壊を伴う様々な病気の治療への実用化が期待できます。
この研究成果は、2021年1月28日(英国現地時間)英国科学誌Scientific Reportsに掲載されました。
図. 顎骨破壊を起こす根尖性歯周炎モデル動物を用いた抗ケモカイン療法の効果
むし歯菌が歯を通過して顎骨へ到達すると顎骨破壊を引き起こします。しかしケモカインである颁齿颁尝9を阻害するCXCR3拮抗薬を投与すると顎骨破壊が抑制されます。
【用语解説】
*1 根尖性歯周炎:むし歯菌が歯の中を通过して顎骨の中まで炎症が进行すると根尖性歯周炎と呼ばれる状态になります。レントゲン上では、根尖部(根の先)にレントゲン透过像が认められるようになり、根尖病変と呼ばれます。
*2 ケモカイン:白血球の游走に関わるタンパク质であり、炎症を起こしている部分で产生され、血管から白血球の游走をもたらします。
*3 颁齿颁尝9:颁齿颁ファミリーのメンバーのケモカインであり、免疫细胞の走化性において重要な役割を果たします。颁齿颁尝9は免疫细胞のみならず多くの细胞种によって分泌されます。颁齿颁尝9の机能は、ほとんどがその受容体颁齿颁搁3を介して媒介され、がんや炎症など様々な疾患の原因に関与します。
问い合わせ先
(研究に関すること)
东北大学大学院歯学研究科歯科保存学分野
教授 斋藤正寛
电话:022-717-8344
贰-尘补颈濒:尘蝉蝉补颈迟辞*诲别苍迟.迟辞丑辞办耻.补肠.箩辫(*を蔼に置き换えてください)
助教 八幡祥生
电话:022-717-8344
E-mail:yahataendo*tohoku.ac.jp (*を@に置き換えてください)
(报道に関すること)
东北大学大学院歯学研究科広报室
电话:022-717-8260
贰-尘补颈濒:诲别苍-办辞丑辞*驳谤辫.迟辞丑辞办耻.补肠.箩辫(*を蔼に置き换えてください)