2021年 | プレスリリース?研究成果
アスコルビン酸噴霧で植物の細胞死が抑制される ?細胞でのタンパク質の生産性が向上?
【本学研究者情报】
〇本学代表者所属?職?氏名:大学院医学系研究科 抗体創薬研究分野?教授?加藤 幸成
【概要】
医薬品などに用いられる有用なタンパク质を生产する手段の一つに、植物を宿主として利用するものがあります。しかし、目的とするタンパク质の种类によっては、植物の体内でタンパク质を発现させる际に、壊死(细胞死)が起こり、収量が大きく低下してしまうという问题があります。この壊死は、小胞体ストレスを受けると放出される活性酸素によって引き起こされると考えられていますが、これを抑制するための有効な方法は、未だに见つかっていませんでした。
そこで本研究グループは、植物において、活性酸素が及ぼす影响の缓和に着目し、抗酸化物质である高浓度アスコルビン酸を喷雾することにより、壊死を抑制し、タンパク质の生产性向上、および、これまでほとんど発现していなかったタンパク质の発现に成功しました。また、高浓度アスコルビン酸の喷雾は、発现するタンパク质の活性に影响を及ぼさないことも分かりました。
高浓度アスコルビン酸を喷雾して壊死を抑制するという方法は、极めて汎用的に适用できるものと考えられます。本研究成果は、植物细胞を用いたタンパク质発现システムのスタンダードとなり得る基盘技术として重要であり、特许协力条约(笔颁罢)に基づく国际特许を出愿済みです。この手法により、様々な种类のタンパク质を大量に作製できることが可能になると期待されます。
図1.アスコルビン酸噴霧(右)による壊死の抑制。発現させるタンパク質の種類によっては、壊死(黒ずんでいる箇所)が引き起こされました(左)。一方で高濃度(100 mM以上)のアスコルビン酸を噴霧することで、壊死が抑制されました(中)。
问い合わせ先
(研究に関すること)
东北大学大学院医学系研究科抗体创薬研究分野/未来科学技术共同研究センター
教授 加藤 幸成(かとう ゆきなり)
E-mail: yukinarikato*med.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)
(取材?报道に関すること)
东北大学大学院医学系研究科?医学部広报室
Tel: 022-717-7891
E-mail: pr-office*med.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)