2021年 | プレスリリース?研究成果
タンパク質の液-液相分離を制御するペプチド設計法を開発 ―神経変性疾患などの創薬に期待―
【本学研究者情报】
〇本学代表者所属?职?氏名:多元物质科学研究所?准教授?鎌形 清人
【発表のポイント】
- タンパク质の液-液相分离を制御するペプチド设计法を考案
- 神経変性疾患関连タンパク质贵鲍厂の液-液相分离や固体状の凝集体形成の制御に成功
【概要】
认知症やアルツハイマー病などの神経変性疾患には、液-液相分离する「相分离タンパク质」の関与が明らかとなってきました。液-液相分离とは、タンパク质が低い浓度で分散している液相中に、タンパク质の密集した液相が形成される现象です。タンパク质が一时的に密集することで、高効率な化学反応が可能となりますが、同时に、疾患の原因となる不溶性の凝集体が形成されるリスクがあります。东北大学多元物质科学研究所の鎌形清人准教授、东北大学薬学研究科の川畑伊知郎准教授、福永浩司教授、富山大学学术研究部薬学?和汉系の池田恵介准教授、および产业技术総合研究所人工知能研究センターの亀田伦史主任研究员らの研究グループは、相分离タンパク质を制御するペプチドの効率的な探索法として、液-液相分离を制御できるアミノ酸の探索を行い、効果の出たアミノ酸を含むペプチドを设计する方法を考案しました。この方法により、神経変性疾患に関与するタンパク质贵鲍厂の液-液相分离や固体状の凝集体形成の制御にも成功しました。今后、疾患に関与する相分离タンパク质を标的とした创薬への応用が期待されます。
本研究成果は、2021年3月23日(英国夏時間)に英国科学誌Scientific Reports(オンライン版)に掲載されました。また、本研究は、科学研究費助成事業、および産総研-東北大マッチング事業の支援を受けて、実施されました。
図. A)アルギニンとチロシンによるFUSの液-液相分離の抑制。FUSのLCドメインとRNA結合ドメインとの結合により、液-液相分離した会合体が形成されます(左図)。アルギニン(Arg)とチロシン(Tyr)は、FUSのLCドメインとRNA結合ドメインとの結合を阻害することで、FUSの液-液相分離を抑制します(右図)。B)ポリアルギニン(poly-R)は、FUSのLCドメインやRNA結合ドメインに結合し、FUSの液-液相分離を促進します。C)添加剤によるFUSの相分離の制御。RとYは、それぞれアルギニンとチロシンを表している。原著論文の図より転載しました。
问い合わせ先
(研究に関すること)
东北大学多元物质科学研究所
准教授 鎌形 清人(かまがた きよと)
電話: 022-217-5843
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(报道に関すること)
东北大学多元物质科学研究所 広報情報室
電話: 022-217-5198
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