2021年 | プレスリリース?研究成果
亜高山帯林での枯死木分解に気候が与える影响を予测
【本学研究者情报】
〇大学院农学研究科 助教 深泽游
【発表のポイント】
- 本邦の中部山岳地帯に分布するトウヒ(注1)枯死木の菌类群集と気候の関係を调べました。
- 枯死木成分のうち难分解性のリグニン(注2)を分解しない褐色腐朽菌グループの多様性や発生频度は気温と正の関係、降水量と负の関係がありました。
- 気候変动による山岳地帯の生态系の変化を予测する基础的なデータとなる研究成果です。
【概要】
高山帯?亜高山帯の山岳地帯の生态系は気候変动の影响を受けやすいと言われており、近年、树木の大量枯死が频発しています。枯死木は分解に伴い二酸化炭素を放出しますが、山岳地帯における枯死木分解が気候によってどう変化するかについては、ほとんど知られていません。
东北大学大学院农学研究科の深泽游助教らの研究グループは、本邦中部山岳地帯の亜高山帯を代表する树种であるトウヒの枯死木内部の菌类群集を网罗的に调査し、リグニンを分解しない褐色腐朽菌の多様性や発生频度が気温と正の関係、降水量と负の関係を持つことを明らかにしました。
これは、同グループがすでに报告している気候とリグニン蓄积の関係を支持する结果であり、気候変动による山岳地帯の生态系の変化を予测する基础的なデータとなります。
本研究成果は2021年6月16日(水)に国際誌「Canadian Journal of Forest Research」で公開されました。
【用语解説】
(注1)トウヒ
マツ科の针叶树。トウヒ(Picea)属は北半球の北方林に広く分布するが、本邦中部山岳地帯にはトウヒ(Picea jezoensis var. hondoensis)が隔离分布し、南限に近い奈良県の大台ヶ原では衰退が着しい(図叠)。
(注2)リグニン
木材を构成する3大成分(リグニン、セルロース、ヘミセルロース)の一つで、木材の20~30%程度を占める。难分解性(図颁)。
问い合わせ先
深澤 遊(フカサワ ユウ)
東北大学大学院農学研究科 助教
电话:0229-84-7397
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