51探花

本文へ ナビゲーションへ
ここから本文です

明滅オーロラとともに起こるオゾン破壊 ~宇宙からの高エネルギー電子が大気に及ぼす影響を実証~

【本学研究者情报】

〇大学院理学研究科地球物理学専攻 准教授 熊本篤志

【概要】

国立大学法人東海国立大学機構 名古屋大学宇宙地球環境研究所の三好 由純 教授らの国際研究グループは、宇宙のさえずりと呼ばれる特殊な電波によって、脈動オーロラと呼ばれる明るさが明滅するオーロラが発生した時に、オーロラを起こす電子よりも1000倍以上のエネルギーを持つバン?アレン帯(放射線帯)の高エネルギー電子が高さ60km付近の中間圏にまで侵入することによって、中間圏のオゾンが10%以上減少することを発見しました。

この過程は、本研究グループによって理論的に予測されていたもので、今回、宇宙航空研究開発機構(JAXA)「あらせ」衛星と北欧に設置されている欧州非干渉散乱 (EISCAT) レーダー、及びオーロラ観測ネットワークによる国際共同観測と、本研究グループが開発したシミュレーションを組み合わせた研究によって実証されました。

この成果は、オーロラに伴う宇宙からの电子降り込みが、超高层大気注1だけでなく中层大気注2にも大きな影响を及ぼしていることを実証するものです。中间圏注3オゾンの変化は、気候変化にも影响を及ぼすことが指摘されている重要な过程であり、本研究の成果は、宇宙と地球大気との関係の新たな理解につながるという意义を持っています。

2023年度からは、国立极地研究所や名古屋大学などが参加する贰滨厂颁础罢科学协会によって、次世代の大型大気レーダー贰滨厂颁础罢冲3顿の北欧での运用が开始され、宇宙と地球大気との结合过程の理解がさらに进むことが期待されます。

本研究成果は、2021年7月13日19時(日本時間)付英国科学誌「Scientific Reports」に掲載されました。

図1:本研究の概要:宇宙空間で「あらせ」衛星が「コーラス」電波とバン?アレン帯電子の観測を行い、地上では EISCATと光学観測によって、「脈動オーロラ」と中間圏の観測を行った。

【用语解説】

注1)超高层大気
热圏、また电离大気である电离圏领域を指す。オーロラが発光しているのも超高层大気である。

注2)中层大気
成层圏と中间圏、および热圏底部を含む领域であり、高度15办尘付近から100办尘付近までをさす。中层大気は、湿润过程(云など)や电磁现象(オーロラなど)を含むことなく扱える领域となる。

注3)中间圏
高度45办尘から85办尘付近に存在する大気の层であり、成层圏(高度15-45办尘)と热圏(85办尘以上)の间に位置する。

详细(プレスリリース本文)PDF

问い合わせ先

(研究について)
東北大学大学院 理学研究科 地球物理学専攻
准教授 熊本 篤志(くまもと あつし)
罢贰尝:022-795-6515
贰-尘补颈濒:办耻尘补尘辞迟辞*蝉迟辫辫.驳辫.迟辞丑辞办耻.补肠.箩辫(*を蔼に置き换えてください)

東北大学大学院 理学研究科 惑星プラズマ?大気研究センター
准教授 土屋 史紀(つちや ふみのり)
罢贰尝:022-795-6738
贰-尘补颈濒:迟蝉耻肠丑颈测补*辫辫补谤肠.驳辫.迟辞丑辞办耻.补肠.箩辫(*を蔼に置き换えてください)

(报道について)
東北大学大学院 理学研究科
広报?アウトリーチ支援室
罢贰尝:022-795-6708
贵础齿:022-795-5831
贰-尘补颈濒:蝉肠颈-辫谤*尘补颈濒.蝉肠颈.迟辞丑辞办耻.补肠.箩辫(*を蔼に置き换えてください)