2021年 | プレスリリース?研究成果
ボールウェーブ、東北大学、豊田合成が新型コロナウイルスの高速センサを共同開発 ―エアロゾル中のウイルス直接検出を目指す―
【本学研究者情报】
〇医学系研究科环境医学分野 教授 赤池孝章
【発表のポイント】
- ボールウェーブ株式会社(本社:宮城県仙台市、代表取締役:赤尾慎吾、以下、「ボールウェーブ」という。)は、国立大学法人東北大学大学院医学系研究科(以下、「東北大学」という。)および 豊田合成株式会社(本社:愛知県清須市、社長:小山享、以下、「豊田合成」という。)と共同で、「ボールSAWウイルスセンサの原理検証に関する研究」に取り組んできました。
- 本共同开発は、空気中のエアロゾルに含まれるウイルスを抗体やアプタマー注1により捕捉することで、秒オーダーの短时间でウイルス浓度を测定する新原理を确立し、これまで最速のウイルスセンサを开発することを目标としています。
- このたび、エアロゾル中の新型コロナウイルス由来のタンパク质を1分以内に捉えることに成功しました。
- 患者さんの呼気からウイルスを検出する诊断机器に限らず、饮食店、公共交通机関、大规模集客施设、一般家庭等の环境空気中のウイルスをモニターする机器の开発を目指します。将来的には情报通信机器に搭载して、ウイルスの拡散状况を実时间で可视化するシステムを开発できる可能性もあります。
【概要】
新型コロナウイルスは、空気中のエアロゾルを介して感染すると言われていますが、空気中のウイルス浓度をリアルタイムで検査できる方法?机器(気相ウイルスセンサ)はまだ开発されていません。また新规感染者の迅速な検出のため现在使われている最も简便な検査手法はイムノクロマト法抗原検査キットですが、検査には15分以上かかります。これは新型コロナウイルス感染症対策における大きな课题となっています(図1)。
会话や咳によって环境空気中に放出されたエアロゾルは毎秒数十肠尘という高速で空间を移动します。センサが1尘以内の距离にあれば、エアロゾルは10秒以内にセンサに到达して、エアロゾル中のウイルスは水を被った状态でセンサ表面に保持されると考えられます。そこでボールウェーブはその固有技术であるボール厂础奥センサ注2の表面に抗体またはアプタマーを固定し、保持されたウイルスのスパイク蛋白と反応させてウイルスを捕捉するセンサを考案しました。このセンサの応答时间は10秒以下であり、ウイルスが微量でセンサ応答が小さくてもボール厂础奥センサの画期的な原理によって応答が増幅されるので、高感度に検出できると期待されます。豊田合成が车の内外装部品の开発で培った表面処理技术と、东北大学の呼気中のウイルスや炎症性蛋白を质量分析で検出する高精度な诊断法である呼気オミックス注3の知见を総合して、共同开発を进めます。
21世纪はパンデミックの世纪とも言われています。环境空気中のウイルス検出や非侵袭で迅速なウイルス検査を可能とするボール厂础奥ウイルスセンサを、1日でも早く全世界の人々に提供することを目指します。
図1ウイルスセンサ?検査法が感染症対策の课题となる环境の例
【用语解説】
注1.アプタマー:细胞や蛋白质など特定の异物と特异的に结合して、その机能を阻害する核酸分子をアプタマーと呼ぶ。タンパク质分子である抗体と类似の机能を持つが、核酸であるため抗体より热的?化学的に安定であり、昇温によって异物との结合を解离して、再利用可能なものもある。
注2.ボールSAWセンサ:球の表面に集中して、横方向にも拡がらず繰り返し周回する弾性表面波(Surface Acoustic Wave; SAW)を用いるセンサ。東北大学大学院工学研究科の山中名誉教授らによって開発された。
注3.呼気オミックス:被験者の呼気を採取し、エアロゾル中のウイルスタンパク质?ゲノムと同时に炎症メディエータやエネルギー代谢物を効率良くかつ安全に回収し、ロボット化全自动高速?超高感度解析を行う方法。东北大学大学院医学系研究科の赤池教授らによって开発された。
问い合わせ先
(研究に関すること)
东北大学大学院医学系研究科环境医学分野
教授 赤池孝章
电话番号:022-717-8164
贰メール:蝉别肠谤别迟补谤颈补迟*迟辞虫颈肠辞蝉肠颈.尘别诲.迟辞丑辞办耻.补肠.箩辫(*を蔼に置き换えてください)
(取材に関すること)
东北大学大学院医学系研究科?医学部広报室
电话番号:022-717-8032
贰メール:辫谤别蝉蝉*辫谤.尘别诲.迟辞丑辞办耻.补肠.箩辫(*を蔼に置き换えてください)

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