2021年 | プレスリリース?研究成果
最終氷期の沖縄はどのくらい寒かったのか? ?貝化石と鍾乳石による新しい地質考古学的手法からの復元?
【本学研究者情报】
〇?学院理学研究科地学専攻 准教授 浅海?司
【発表のポイント】
- 洞穴遗跡から出土した贝化石と钟乳洞の钟乳石(石笋(注1))を用いた新しい地质考古学的手法を构筑した。
- その手法を使用し、最终氷期における冲縄の気温を季节レベルの高时间分解能で復元することに成功した。
- 琉球列岛における氷期の気温を季节レベルで推定した初めての试みであり、遗跡の遗物と钟乳石の组み合わせによる新しい古気温推定法は、地球科学と考古学の文理融合研究に広く适用できる点で重要。
【概要】
洞穴遗跡から出土した贝化石と钟乳洞の钟乳石(石笋)を用いた新しい地質考古学的手法を構築し、最終氷期における沖縄の気温を季節レベルの高時間分解能で復元することに成功しました。そのデータを解析した結果、沖縄は23,000年前の最終氷期では現在と比べて6?7℃低く、16,000?13,000年前では現在と比べて4?5℃低かったことが示されました。最終氷期の気温低下は海水の温度低下より2倍も大きかったと見積もられ、氷期?間氷期(注2)にかけての海洋と大気の温度変化が异なることを示しています。琉球列岛における氷期の気温を季节レベルで推定した试みは初めてであり、遗跡の遗物と钟乳石の组み合わせによる新しい古気温推定法は、地球科学と考古学の文理融合研究に広く适用できる点で重要であると考えられます。
本研究成果は、「Scientific Reports」の2021年11月9日19时(日本时间)に掲载されました。
本研究は、东北大学大学院理学研究科の浅海竜司准教授、本堂陸斗学士、高柳栄子助教、井龍康文教授、名古屋大学大学院環境学研究科の植村立准教授、国立科学博物館の藤田祐樹研究員、沖縄県立博物館?美術館の山崎真治主任学芸員、国立台湾大学のC.-C. Shen教授、C.-C. Wu研究員、チューリッヒ工科大学のX. Jiang研究員、総合地球環境学研究所および琉球大学理学部の新城竜一教授、東京大学大学院理学研究科の狩野彰宏教授の共同研究チームによる成果です。
図1.冲縄本岛南部のサキタリ洞遗跡と出土したカワニナ化石(础)。同岛南部の玉泉洞内で採取された石笋(叠)。
【用语解説】
(注1)石笋
钟乳洞の天井の水滴が滴下して洞床面に炭酸カルシウムが析出(沉殿)し、上方へ向かってタケノコ(笋)状に成长した洞窟二次生成物。数万年以上の长い年月をかけて成长することがある。
(注2)氷期と间氷期
第四纪(约258万年前?现在)を特徴づける気候状态。北半球の氷床が発达した寒冷で乾燥した时期は氷期、现在のような温暖で湿润な时期は间氷期と呼ばれる。最近の氷期(最终氷期)は约2万年前に终焉を迎え、约1万年をかけて地球は温暖化し、约1万年前に比较的温暖な间氷期が访れた。
问い合わせ先
东北?学?学院理学研究科地学専攻
准教授 浅海 ?司
電話: 022-795-6616
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(*を蔼に置き换えてください)
东北大学大学院理学研究科
広报?アウトリーチ支援室
電話: 022-795-6708
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(*を蔼に置き换えてください)