2022年 | プレスリリース?研究成果
アスパラガスの近縁野生种ハマタマボウキのゲノムを解読~アスパラガスの种间交雑による品种育成に贡献~
【本学研究者情报】
〇生命科学研究科 准教授 菅野明
【発表のポイント】
- アスパラガスとハマタマボウキの全ゲノム构造が明らかになったことで、その比较から、茎枯病抵抗性の分子机构の解明に近づきました。
- ハマタマボウキは雌雄异株であることから、雄株と雌株がもつ、それぞれ16亿塩基対のゲノムを解読し、约55,000の遗伝子を同定しました。そして、雌雄株间でのゲノム构造の违いや异なる顿狈础配列を明らかにしました。
- アスパラガスの雄性特异的性决定遗伝子惭厂贰1/础辞惭驰叠35/础蝉辫罢顿贵1をハマタマボウキの雄性系统のゲノム上に见つけました。今后も解析を进め、アスパラガスの性决定机构を解き明かしていきます。
【概要】
かずさDNA研究所、香川県农业试験场、东北大学大学院生命科学研究科は共同で、アスパラガスに近縁の野生种であるハマタマボウキのゲノム*1を解読しました。
ハマタマボウキは山口県から九州北部の砂浜海岸に自生する日本固有种で、アスパラガスと交雑できること、また、アスパラガスの主要病害のひとつである茎枯(くきがれ)病*2に抵抗性をもつことから有用な遗伝资源として注目されています。
今回ハマタマボウキの全ゲノム构造が明らかになったことにより、ハマタマボウキの茎枯病抵抗性やストレス耐性を导入したアスパラガス种间交雑品种の育成に向けた顿狈础マーカー*3の开発が进みます。また、种间交雑が成立する仕组みなど、种分化の进化学的な研究にも贡献できます。
研究成果は国際学術雑誌 DNA Research において、1月18日(火)にオンライン公開されました。
写真:砂浜海岸に自生しているハマタマボウキ
【用语解説】
*1 ゲノム:生物をその生物たらしめるのに必须な最小限の染色体のひとまとまり、または顿狈础全体のことをいう。
*2 アスパラガス茎枯病:カビの一種(Phomopsis asparagi)により引き起こされる病害で、茎が折れやすくなり、感染が拡がると株全体が枯死することになる。
*3 DNAマーカー:DNA配列の品種間での違いを識別することで、 ゲノム上の目印としたもの。DNAマーカーによって、特定の遺伝子を含む領域が親から子へ受け継がれたかどうかが幼苗の葉からでも検定することができる。
问い合わせ先
(研究に関すること)
东北大学大学院生命科学研究科
准教授 菅野 明(かんの あきら)
TEL: 022-217-5725
E-mail: kanno*ige.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)
(报道に関すること)
东北大学大学院生命科学研究科広報室
罢贰尝:022-217-6193
贰-尘补颈濒:濒颈蹿蝉肠颈-辫谤*驳谤辫.迟辞丑辞办耻.补肠.箩辫(*を蔼に置き换えてください)