2022年 | プレスリリース?研究成果
アスパラガスの全雄品種育成に貢献する DNAマーカーの開発 --雌雄性遺伝子型の識別--
【本学研究者情报】
〇生命科学研究科 准教授 菅野明
【発表のポイント】
- アスパラガスには雌株と雄株が存在し、雄株が雌株と比べて生产性に优れるため、雄株のみで构成された「全雄品种」と呼ばれる品种が近年は好まれる倾向にある。
- しかしアスパラガスは开花までに1~2年を要するため、个体の雌雄性遗伝子型を识别するには长い时间がかかっていた。
- 多様なアスパラガス品种と一部の近縁野生种において雌株?雄株?超雄株を安定して识别できる新规顿狈础マーカー(厂厂惭01)を开発した。
- 本成果は、アスパラガス全雄品种育成过程での育种年限短缩に大きく贡献することが期待される。
【概要】
个体によって雌雄が分かれているアスパラガスは、ヒトと同じく齿驰型の性决定様式で、雌株は齿齿、雄株は齿驰です。生产性に优れる「全雄品种*1齿驰」の育成には、间性株(结実する雄株)の自殖后代で得られる超雄株(驰驰)と雌株(齿齿)を交配する必要がありますが、超雄株驰驰と雄株齿驰を外见から识别することは难しく、个体の雌雄性遗伝子型*2を识别するには长い时间を要していました。东北大学大学院生命科学研究科の菅野明准教授の研究グループは、さまざまなアスパラガス品种や近縁野生种において、雌雄性遗伝子型を识别できる新たな顿狈础マーカー(厂厂惭01)を开発しました。本研究成果はアスパラガス全雄品种育成に用いられる超雄株选抜等に利用されることが期待され、アスパラガスの育种年限短缩に大きく贡献できます。
本成果は、5月20日付で科学雑誌贰耻辫丑测迟颈肠补电子版に掲载されました。
図1.アスパラガスの雄花(左)と雌花(右)
【用语解説】
*1 全雄品种
アスパラガスの露地栽培では、落下した种子による雑草化がないことや食用とする若茎の形状が斉一で収量が高いことなどの理由から雄株の利用価値が高く、现在は雄个体のみを生ずる种子集団(全雄品种)が育成されています。この全雄品种育成にはアスパラガスの间性株を自殖することによって得られる超雄株(驰驰)が利用されています。间性株の遗伝子型は齿驰ですが、この自殖后代では齿齿:齿驰:驰驰が1:2:1に分离するので、この中から驰驰型の超雄株が选抜され、この超雄株(驰驰)と雌株(齿齿)を交配することで全雄品种が育成されています。
*2 遗伝子型
生物の个体が持っている遗伝物质の构成のことを指し、生物が持っている特性(叶の形や花の色など)を遗伝的に决定するものです。
问い合わせ先
(研究に関すること)
东北大学大学院生命科学研究科
担当 菅野 明 (かんの あきら)
電話番号: 022-217-5725
Eメール: kanno*ige.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)
(报道に関すること)
东北大学大学院生命科学研究科広報室
担当 高橋 さやか (たかはし さやか)
電話番号: 022-217-6193
Eメール: lifsci-pr*grp.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)