2022年 | プレスリリース?研究成果
旧石器時代終末の北海道から本州への移民時期を確定 -山形県大石田町角二山遺跡の発掘成果-
【本学研究者情报】
〇大学院文学研究科 考古学専攻分野 教授 鹿又喜隆
【発表のポイント】
- 山形県大石田町角二山(かくにやま)の再発掘调査で、黒曜石でできた石器が出土
- 约18,000年前(暦年较正)后期旧石器时代の石器であることを确定
- 黒曜石の产地と製作技术から、旧石器时代终末の北海道から本州への移民时期が约18,000年前であると结论
【概要】
山形県角二山遗跡は、细石刃注1を特徴とする后期旧石器时代の遗跡で、1970年に最初の発掘がなされました。遗跡から出土した石器の製作技术は北海道に多くみられる涌别技法であることから、その技术が东北日本に南下したことが判明していました。しかし、南下の年代は明らかになっていませんでした。
东北大学大学院文学研究科考古学研究室の鹿又喜隆教授らは、2017~2020年に同遗跡を再発掘し、黒曜石でできた细石刃や细石刃核、彫刻刀形石器、剥片、砕片などの石器を得ました。蛍光齿线元素分析により、黒曜石には北海道白滝产と秋田県男鹿产があることが判明しました。前者は北海道にみられる製作技术、后者は本州にみられる技术で作られています。また、在地の页岩を使い涌别技法によって作られた石器が出土総数の大多数を占めます。炭化物の放射性炭素年代测定を行ったところ、いずれも较正年代で约18,000年前の所产であることがわかりました。
こうした状况から、北海道からの移民が、男鹿产の黒曜石をもった在地の人々と行动を共にし、山形県角二山遗跡のある土地にやってきたのは约18,000年前のことだったと结论できます。
本成果は、Springerから2022年6月に出版された電子書籍『Quantifying Stone Age Mobility』に掲載されました。
図. 出土品(出土状況、発掘現場遠景については、下記リンクよりPDFをご覧ください。)
【用语解説】
注1 细石刃: 长さ2㎝、幅5㎜ほどの薄く细长いカミソリの刃のような石器。骨角器の侧縁の沟に嵌め込んで、枪や銛などの组合せ式の道具として使われた。
问い合わせ先
东北大学大学院文学研究科 教授 鹿又喜隆
电话 022-795-6071
E-mail Yoshitaka.kanomata.d8*tohoku.ac.jp
(*を蔼に置き换えてください)