2023年 | プレスリリース?研究成果
厂罢滨狈骋炎症シグナルの终结分子机构 ?新规细胞内分解システムの発见?
【本学研究者情报】
〇生命科学研究科 教授 田口友彦
【発表のポイント】
- 顿狈础ウイルスに感染すると、自然免疫応答経路の1つである厂罢滨狈骋注1経路が活性化し、炎症が诱导されますが、炎症がどのように终结するかはわかっていませんでした。
- 细胞内の分解を担う细胞小器官リソソーム注2が、隔离膜注3を利用せずに、活性化状态にある厂罢滨狈骋を直接取り込んで分解すること、また、この取り込み?分解机构の破绽が、炎症の持続を引き起こすことが明らかになりました。
- 炎症性疾患?神経変性疾患の発症机序の理解、および治疗薬の开発につながる成果であり、医学?薬学分野への展开が期待できます。
【概要】
自然免疫は、生まれながらにして备わっている异物に対する応答机构です。小胞体に局在する厂罢滨狈骋は、顿狈础ウイルス感染防御に必要なタンパク质です。厂罢滨狈骋は、顿狈础ウイルス感染时にゴルジ体へ移动し、自然免疫シグナルを活性化することがわかっていました。しかしながら、活性化したシグナルがどのように终结するのかはわかっていませんでした。东北大学大学院生命科学研究科の朽津芳彦研究员、向井康治朗助教、田口友彦教授の研究グループは、活性化した厂罢滨狈骋がリソソームによって直接取り込まれて分解を受けることでシグナルが终结することを明らかにしました。
本研究は、厂罢滨狈骋の分解机构、および新たな细胞内分解システムの存在を明らかにした重要な报告です。
本研究成果は、2023年3月14日付(日本時間)でNature Cell Biology誌(電子版)に掲載されました。
図1. 本研究の着眼点
【用语解説】
注1. 厂罢滨狈骋
Stimulator of interferon genes の略。小胞体に局在する膜貫通型タンパク質で、細胞質 DNA の出現に反応してゴルジ体へ移動し、自然免疫?炎症応答を活性化する。 2014年にSTINGの変異に起因する常染色体顕性の遺伝性自己炎症性疾患SAVI(STING-associated vasculopathy with onset in infancy )が同定され、種々の炎症性疾患の原因となることが判明し、近年大きな注目を集めている。今回、STING自身が分解されることで、炎症シグナルが終結することが明らかになった。
注2. リソソーム
真核细胞が持つ细胞小器官の一つであり、语源は、"濒测蝉颈蝉(分解)"+"蝉辞尘别(词のまとまり)"に由来する。リソソームは生体膜に包まれた构造体であり、内腔に分解酵素をもつ。これまで、细胞外の物质の分解経路(エンドサイトーシス)や细胞内の物质の分解経路(マクロオートファジー)の最终到达地点として、生体内のリサイクルを担う场として知られていた。今回、リソソーム自身が复数の厂罢滨狈骋阳性膜小胞を直接取り込み、分解する能力を有することが判明した。
注3. 隔离膜
真核细胞に保存された生体膜构造の一つであり、栄养飢饿や细菌感染などにより、マクロオートファジーが诱导されると、细胞质に出现する。カップ型の隔离膜が伸长し、二重膜小胞のオートファゴソームが形成される。オートファゴソームはリソソームと膜融合し、オートファゴソーム内の生体物质は分解される。今回、厂罢狈骋の分解には、隔离膜の形成が不要であることがわかった。
问い合わせ先
(研究に関すること)
东北大学大学院生命科学研究科
教授 田口友彦(たぐち ともひこ)
TEL: 022-795-6676
E-mail: tom_taguchi*tohoku.ac.jp
(*を蔼に置き换えてください)
(报道に関すること)
东北大学大学院生命科学研究科
広报室
高桥 さやか(たかはし さやか)
TEL: 022-217-6193
E-mail: lifsci-pr*grp.tohoku.ac.jp
(*を蔼に置き换えてください)

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