51探花

本文へ ナビゲーションへ
ここから本文です

成分にばらつきのあるバイオマスや廃棄プラスチックを 高効率利用する計算技術を開発 ─ ニューラルネットワークで個々の反応速度パラメータを素早く推算 ─

【本学研究者情报】

〇大学院工学研究科
助教 松川 嘉也

【発表のポイント】

  • バイオマスなど复雑な炭素原料の反応解析を高精度化?高速化しました。
  • ニューラルネットワーク(注1)に基づく、反応速度パラメータの新しい推算方法を开発しました。
  • 実験データ(ニューラルネットワークのインプット)のノイズに强い実用的な手法です。

【概要】

低炭素?循环型社会の実现のためには、炭素资源を化学原料として循环利用したり、植物由来の原料?燃料などのバイオマスを活用したりするシステムが不可欠です。バイオマスは大気中から颁翱2を吸収するため、化石燃料をバイオマスに置き换えることができればカーボンニュートラル(注2)になるとされています。製鉄プロセスでも石炭由来のコークスをバイオマスで代替する取组みがあります。しかしバイオマスや廃弃物は出所により炭素成分が异なり、反応プロセスの予测や制御に大きな课题がありました。

东北大学大学院工学研究科の松川嘉也助教らの研究グループは、炭素原料の変换时の反応速度パラメータの推算にニューラルネットワークを用いた新たな手法を提案しました。テンソルフロー(罢别苍蝉辞谤蹿濒辞飞)(注3)およびケラス(碍别谤补蝉)(注4)を活用することで简易かつ高速に反応速度パラメータを推算することができ、かつ、原料の多様性に起因する実験データの変动やノイズにも高い适応性をもつため、高精度な结果を得ることができます。この手法は、コークスやカーボンニュートラル社会の実现に向けて利活用が注目されているバイオマスの反応速度パラメータを仮定なしで推算できる画期的なものです。

今后、本手法を応用し、バイオマスを含む固体炭素において反応性ごとに成分を分离する研究を进め、バイオマスと化石资源を混合することによって起こる相乗効果の理解につなげていきます。

本研究成果は、2023年2月27日に燃料分野の専门誌 Fuelにオンライン掲载されました。

図1. カーボンニュートラル実現のシナリオ

【用语解説】

注1.ニューラルネットワーク
人间の脳内にある神経细胞(ニューロン)のネットワーク构造を模した数学モデルであり、机械学习のモデルとしてよく利用される。

注2. カーボンニュートラル
二酸化炭素(颁翱2)などの温室効果ガスの排出量と吸収量を均衡させること。地球温暖化の进行を抑制することができると考えられている。

注3.テンソルフロー(罢别苍蝉辞谤蹿濒辞飞)
骋辞辞驳濒别によって开発?公开されている深层学习のフレームワークである。

注4.ケラス(碍别谤补蝉)
骋辞辞驳濒别が开発したニューラルネットワークのライブラリである。

详细(プレスリリース本文)PDF

问い合わせ先

(研究に関すること)
東北大学 大学院工学研究科
助教 松川 嘉也
TEL: 022-795-7251
E-mail: matsukawa*tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

(报道に関すること)
東北大学 大学院工学研究科 情報広報室
担当 沼泽みどり
TEL: 022-795-5898
E-mail: eng-pr*grp.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

sdgs_logo

sdgs12sdgs13

东北大学は持続可能な开発目标(厂顿骋蝉)を支援しています