2023年 | プレスリリース?研究成果
血球減少を伴う遺伝子疾患のマウス作製に成功 造血メカニズムの解明に期待
【本学研究者情报】
〇大学院医学系研究科遗伝医疗学分野 准教授 新堀哲也
【発表のポイント】
- 遗伝子変异により血小板が减少する疾患を持つマウスの作製に世界で初めて成功しました。
- RUSAT(注1)の原因となる惭贰颁翱惭(贰痴滨1)(注2)変异が个体で造血干细胞の减少を来すことを世界で初めて确认しました。
- 作製したマウスは、血液を作る仕组みの解明に有用であり、ヒトでの治疗法开発に繋がることが期待されます。
【概要】
「橈骨尺骨癒合を伴う血小板减少症」(搁鲍厂础罢:ルサット)は、骨髄で血液细胞が十分に作られなくなり出血が止まりづらくなったり贫血を生じたりするほか、前腕の二本の骨が癒合することで手をひねる动きが制限される症状を特徴とする希少な遗伝子疾患です。搁鲍厂础罢の原因遗伝子である惭贰颁翱惭(贰痴滨1)(注2)は、白血病细胞での発现増加が広く知られるなど血液细胞の产生に重要な遗伝子です。
东北大学大学院医学系研究科遗伝医疗学分野の永井康貴 (ながい こうき) 医員、新堀哲也 (にいほり てつや) 准教授、青木洋子 (あおき ようこ) 教授、同生物化学分野五十嵐和彦 (いがらし かずひこ) 教授らの研究グループは、RUSATの患者で実際に同定された惭贰颁翱惭(贰痴滨1)変异を导入したマウスの作製に成功しました。作製したマウスでは前腕の骨の癒合は认められませんでしたが、加齢とともに血小板减少がみられ、造血干细胞が减少しており、搁鲍厂础罢の骨髄での症状を再现しました。これにより搁鲍厂础罢の原因となる惭贰颁翱惭(贰痴滨1)変異が個体で造血幹細胞の減少を来すことが世界で初めて確認されました。作製したマウスは、血液を作る仕组みの解明に有用であり、ヒトでの治疗法开発に繋がることが期待されます。
本研究成果は、2023年4月26日に国際科学誌Blood Advances(電子版)に掲載されました。
図1.正常型と惭贰颁翱惭(贰痴滨1)変異を持つマウスでのa:血小板数とb:造血幹細胞数の比較。下線はP値。(本成果論文Blood Adv. 2023 Apr26;bloodadvances.2022008462. より改変)
【用语解説】
注1. 橈骨尺骨癒合(とうこつしゃっこつゆごう)を伴う血小板減少症:血液疾患に注目した場合のRadioulnar synostosis with amegakaryocytic thrombocytopenia (RUSAT、無巨核球性血小板減少症を伴う橈尺骨癒合症)の呼称。Congenital thrombocytopenia with radioulnar synostosisとも呼ばれるが、現在国際的な疾患データベースOMIMではRUSATとして登録されている。
注2. 惭贰颁翱惭(贰痴滨1): MECOMはMDS1 and EVI1 complex locus遗伝子の略称。転写开始点の违いによりMDS1-EVI1(MDS1とEVI1が连続したもの)とEVI1を発现する。今回マウスに导入した遗伝子変异はEVI1に存在しており、いずれも影响を受ける。
问い合わせ先
(研究に関すること)
东北大学大学院医学系研究科遗伝医疗学分野
准教授 新堀 哲也(にいほり てつや)
TEL: 022-717-8139
E-mail: tniihori*med.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)
(报道に関すること)
东北大学大学院医学研究科広报室
东北大学病院広报室
TEL: 022-717-7149
E-mail: press*pr.med.tohoku.jp(*を@に置き換えてください)

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