2023年 | プレスリリース?研究成果
东日本大震灾后の南叁陆町では在宅避难者の医疗アクセスに遅れ
【本学研究者情报】
〇灾害科学国际研究所
教授 江川新一
【発表のポイント】
- 东日本大震灾后、宫城県南叁陆町の全医疗机関は被灾により机能を停止し、诊疗は避难所または在宅で行われることとなりました。当时の状况を调べたところ、在宅避难者が最初に医疗支援を受けた日は、避难所避难者よりも平均で约1週间遅かったことがわかりました。
- 在宅避难には感染症や睡眠障害のリスクを下げるメリットがある一方、ライフラインや情报の途絶により必要な治疗が遅れる可能性もあります。
- 今后の灾害発生时、在宅避难者への医疗支援が遅れないために、地域社会と保健医疗が协力し、灾害医疗体制を整备していく必要があると考えられます。
【概要】
2011年3月の东日本大震灾により、宫城県南叁陆町では全病院が机能を停止し、诊疗は避难所または在宅で行われることとなりました。
東北大学灾害科学国际研究所(IRIDeS)の研究グループは、在宅避難者(460人)の発災後の初診日は、避難所避難者(2,378人)に比べ、平均で5.2日遅かったこと、さらに、年齢?性別?診断名?地区などの背景条件をそろえた459人ずつの傾向スコアマッチング手法注1においても、初诊日が在宅避难では平均で6.4日遅かったことを明らかにしました。
高齢化社会で起きる灾害では、さまざまな医疗ニーズをかかえる方が在宅避难をする可能性があります。东日本大震灾における灾害関连死の约半数は自宅で発生したものでした。厳しい环境に置かれた在宅避难者の慢性疾患の治疗を早期に开始?再开できれば、灾害死亡を减らすことができると考えられます。
今后、在宅避难における医疗へのアクセス遅延を少しでも减らすため、地域社会と保健医疗が协力し、个人健康情报の活用、避难所?在宅避难者の情报把握、余裕をもった治疗薬の常备等を通じ、灾害医疗体制の整备に取り组むことが重要です。
本研究成果は、2023年5月15日に災害医学の専門誌Prehospital and Disaster Medicineに掲載されました。
図1. 南叁陆町における避难形态による初诊日の差(太线:在宅避难、细线:避难所避难)(倾向スコアマッチング(注1)により背景をそろえた场合)
【用语解説】
注1 倾向スコアマッチング手法:
似通った特性をもつ対象者を选択することによって、介入や暴露の効果を推定する统计的マッチングの手法。
问い合わせ先
(研究に関すること)
東北大学 灾害科学国际研究所
教授 江川新一
TEL:022-752-2058
E-mail: egawas2*irides.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)
(报道に関すること)
東北大学 灾害科学国际研究所
広报室
TEL: 022-752-2049
E-mail: koho-officie*irides.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

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