2023年 | プレスリリース?研究成果
運動モードを自己組織的に切り替える ニューラルネットワーク学習を実現 生物の動きを模倣できるAI開発に期待
【本学研究者情报】
〇大学院工学研究科 ロボティクス専攻
教授 林部 充宏
【発表のポイント】
- 人间の身体运动をつかさどる姿势制御モードの自动切替え机构を环境に応じて自己组织的に実行できるニューラルネットワーク(注1)を构筑しました。
- 従来必要であった事前の身体力学情报が不要で、运动経験と强化学习のみにより自己组织化现象(注2)が再现可能です。
- 学习したニューラルネットワークは、连続的なタスク変化さらには未学习范囲の身体条件にも适応可能であることを実証しました。
【概要】
人间など生物は运动や环境条件に応じて自己组织的に身体の関节駆动のパターンを巧みに切替えています。人间の姿势制御は主に足首関节と股関节の协调运动により行われています。身体の揺动が小さくバランスの余裕がある时には足首関节と股関节は同じ方向に同相で制御され、身体の揺动が大きくバランスの余裕がなくなる时には逆相で制御されていることが知られています。このような生物の自己组织的振る舞いには、常に"いつ"、"どのように"なめらかに切替えるかを自己组织的に判断することが必要とされます。そのうえ成长?加齢による身体特性の変化など様々な要因も加わるため、力学条件に応じた自动的な运动モード切替えを础滨で再现することは容易ではありません。
东北大学大学院工学研究科の林部充宏教授とGuanda Li(グアンダ リ)大学院生およびKeli Shen(ケリー シェン)大学院生(研究当時)らの研究グループは、事前の身体力学モデルを想定することなく、運動周波数に着目することで力学条件に応じて運動モードを適応的に調整できるニューラルネットワークを構築することに成功しました。
本研究成果は、科学誌Scientific Reportsに2023年6月2日付けで掲載されました。
図1. 姿勢制御における頭部の前後運動タスクにおいて遅い運動速度の場合は、足首関節と股関節を同相で同じ向きに制御している様子(上段)、早い速度の場合は、逆相で逆向きに制御している様子(下段)。
【用语解説】
注1 ニューラルネットワーク
人间の脳内の神経细胞である「ニューロン」を语源とし、脳の神経回路の构造を数学的に表现した手法である。「入力を线形変换する処理単位」がネットワーク状に结合した数理モデルであり、人工知能(础滨)の问题を解くために用いられる。
注2 自己组织化现象
个体が系全体を俯瞰する能力を持たないにも関わらず、个々の自律的な振る舞いの结果として、秩序を持つ大きな构造を作り出す现象のことである。
问い合わせ先
(研究に関すること)
东北大学大学院工学研究科 ロボティクス専攻
教授 林部 充宏
TEL: 022-795- 6970
E-mail: hayashibe*tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)
(报道に関すること)
东北大学大学院工学研究科
情報広報室 沼澤 みどり
TEL: 022-795-5898
E-mail: eng-pr*grp.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

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