51探花

本文へ ナビゲーションへ
ここから本文です

トマトの接ぎ木によるエピゲノム変化 ―同一品種間の接ぎ木で乾燥ストレス耐性を獲得―

【本学研究者情报】

〇生命科学研究科 教授 东谷篤志

【発表のポイント】

  • ナス科やウリ科の作物の多くでは、强く丈夫な根を台木とした异なる品种间での接ぎ木栽培が広く行われています。
  • トマト品种「桃太郎」の上部と下部を切断?再结合する自家の接ぎ木処理を行ったところ、乾燥ストレス耐性が获得されました。
  • 接ぎ木処理した茎顶の组织においてエピゲノム(注1)変化が生じ、多数の遗伝子発现の変动を生じさせることが明らかになりました。
  • 接ぎ木は、强く丈夫な台木の根の利用以外に、その手技による伤害再生の过程で、先端の茎顶组织におけるエピゲノム変化も生じさせ、継続的な効果を及ぼすことが示唆されました。

【概要】

ナス科やウリ科の作物の多くは、异なる品种で强く丈夫な根を台木とし、穂木に优良な実をつける品种をつなぐ、接ぎ木による栽培が古くから広く行われています。接ぎ木栽培では、台木の根から养水分の吸収が旺盛になることや病害抵抗性が付与されるなど、优良な実を多く収穫できるようになります。

东北大学大学院生命科学研究科の东谷篤志教授らの研究グループは、今回、トマト品种「桃太郎」の上部と下部を切断?再结合する自家の接ぎ木処理を行ったところ、処理を行わない「桃太郎」と比较して、茎顶组织において染色体ヒストンならびに顿狈础のメチル化を介したエピゲノム変化が生じること、その结果、ストレス耐性をはじめとする多数の遗伝子発现に変化が生じ、乾燥ストレス耐性が获得されることを见出しました。

本成果は、植物の接ぎ木手技により新たなストレス耐性の獲得が期待されることを示唆します。本成果は、2023年7月15日付けでDNAや遺伝情報に関する専門誌DNA Researchに掲載されました。

図1. トマト自家接ぎ木における茎頂組織でのエピゲノム変化。

【用语解説】

注1. エピゲノム:それぞれの生物が有するDNAの塩基配列をゲノムと呼ぶことに対して、そのゲノム上に加えられた修飾(染色体ヒストンタンパク質のメチル化やアセチル化ならびにDNAのメチル化など)により、それぞれの遺伝子を発現させるか、させないかなどの制御がなされる。

详细(プレスリリース本文)PDF

问い合わせ先

(研究に関すること)
东北大学大学院生命科学研究科
教授 东谷 篤志
TEL: 022-217-5715
E-mail: atsushi.higashitani.e7*tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

(报道に関すること)
东北大学大学院生命科学研究科広報室
高桥さやか(たかはしさやか)
TEL: 022-217-6193
E-mail: lifsci-pr*grp.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

sdgs_logo

sdgs13

东北大学は持続可能な开発目标(厂顿骋蝉)を支援しています