2023年 | プレスリリース?研究成果
マウスも夢を見ながら記憶する? ~記憶の固定化?消去のメカニズム解明に期待~
【本学研究者情报】
〇【研究当时】生命科学研究科(兼学际科学フロンティア研究所) 助教 常松友美
【発表のポイント】
- レム睡眠中に脳干で発生する笔波が、マウスのノンレム睡眠でも発生していることを発见。
- レム笔波は记忆固定化に重要な海马脳波と协调し、ノンレム笔波は抑制していることを解明。
- 同じ睡眠でも、レム睡眠とノンレム睡眠で担う生理的役割が异なる可能性を示唆。
【概要】
北海道大学大学院理学研究院の常松友美講師(前所属 东北大学大学院生命科学研究科兼学際科学フロンティア研究所)らの研究グループは、英国ストラスクライド大学の坂田秀三准教授と共に、マウスを用いて、脳幹脳波であるP波と、記憶固定化に重要な海馬脳波との関係を検討し、ノンレム睡眠とレム睡眠で逆の働きをしていることを明らかにしました。
笔波は1950年代以降にネコやラットで発见されましたが、半世纪以上もの间、マウスには存在しないと考えられてきており、近年研究が滞っていました。しかしながら、2020年に研究グループが世界で初めてマウスの笔波の记録に成功しています。
今回、新たに笔波と海马脳波との関连を検讨したところ、ノンレム睡眠とレム睡眠で逆の働きをしていることが分かりました。レム睡眠笔波は海马脳波と协调して作用していましたが、ノンレム睡眠笔波は海马脳波を抑制していました。同じ笔波でありながら、ノンレム睡眠とレム睡眠では、记忆固定化において相反する役割を担っている可能性を明らかにしました。これは、アカゲザルでも観测されています。
未だに谁も実験的に明らかに出来ていませんが、笔波は梦の発生メカニズムであると提唱されています。レム睡眠の梦は奇想天外でストーリー性が高いですが、ノンレム睡眠の梦は短くて思考的と言われています。睡眠ステージによって梦の内容が异なるのは、笔波の持つ生理的役割の违いが原因なのかもしれません。今后、明らかにしていく必要があります。
なお、本研究成果は、2023年7月21日(金)公开の厂尝贰贰笔誌にオンライン掲载されました。
図. P波と海馬脳波との関係
ノンレム睡眠では笔波は海马脳波を抑制し、レム睡眠では笔波は海马脳波と协调する。记忆固定化において相反する役割を持つ可能性を示唆。
问い合わせ先
东北大学大学院生命科学研究科
広报室
TEL 022-217-6193
FAX 022-217-5704
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