51探花

本文へ ナビゲーションへ
ここから本文です

菌類の最適採餌戦略 エサの量と距離に応じた菌糸体の行動のちがい

【本学研究者情报】

〇大学院农学研究科 助教 深泽游
研究室ウェブサイト

【発表のポイント】

  • 培养実験で菌类の菌糸体のエサのサイズと距离に対する行动を调べました。
  • 菌糸体は近くて大きいエサには引越しやすいのに対し、远くて小さいエサにはなかなか引越さないことがわかりました。
  • 菌类の菌糸体は动物と同様にエネルギー収支に基づいて资源探索行动をとっている可能性があります。

【概要】

キノコやカビなどの菌类は「菌糸」と呼ばれる糸状の体を伸ばして成长していきますが、その动きに记忆力や决断力が见つかるなど、知的な「行动」をとることが近年わかってきました。しかし、菌类が周囲の环境をどのようにとらえて行动しているのかはよくわかっていません。

东北大学大学院农学研究科の深澤遊助教と農学部4年生(当時)の石井香帆さんは、木材をエサとする木材腐朽菌の菌糸を培地上で培養し、エサとして与える木片の大きさや距離を変えた実験を行うことで、菌糸体の行動がどう変わるか調べました。その結果、菌糸体は近くて大きいエサには引越しやすいのに対し、远くて小さいエサにはなかなか引越さないことがわかりました。エサの大きさは得られるエネルギー量に、エサまでの距離はエサの探索に必要なエネルギーコストにそれぞれ関わってくると考えられます。

この结果は、菌类の菌糸体が动物で知られる「最适採饵戦略」のようにエネルギー収支に基づいて资源探索行动をとっていることを示唆しています。広く生物に共通する行动原理の探究や、野外の菌糸体の行动予测などを通じて、森林生态系における菌类の重要性の理解につながる研究成果です。

本研究成果は2023年8月24日(木)に国際科学誌Frontiers in Cell and Developmental Biologyで公開されました。

図1 近いエサ(左)と遠いエサ(右)に定着したチャカワタケの菌糸体

详细(プレスリリース本文)PDF

问い合わせ先

(研究に関すること)
东北大学大学院农学研究科
助教 深澤 遊(フカサワ ユウ)
電話: 0229-84-7397
E-mail:yu.fukasawa.d3*tohoku.ac.jp (*を@に置き換えてください)

(报道に関すること)
东北大学农学部附属复合生态フィールド教育研究センター
総务係
電話: 0229-84-6711

sdgs_logo

sdgs09 sdgs13 sdgs15

东北大学は持続可能な开発目标(厂顿骋蝉)を支援しています