2023年 | プレスリリース?研究成果
培養細胞上の病原細菌の動きを機械学習で解析 未曽有の感染症対応への貢献に期待
【本学研究者情报】
〇大学院工学研究科応用物理学専攻
准教授 中村 修一
【発表のポイント】
- 病原微生物を感染させた动物细胞の経过観察は病気の仕组みを解明するために重要ですが、観察で用いられる蛍光マーカーが微生物の生理机能に影响するという课题があります。
- 监视カメラの映像解析等に用いられる机械学习(注1)による「背景减算法」を応用し、动物细胞に付着した病原性细菌レプトスピラの运动を、蛍光マーカーを使わずそのまま解析することに成功しました。
- 微生物种によらず、背景ノイズに强い本技术は、新兴感染症への迅速な対応や新しい诊断支援技术の开発に役立つことが期待されます。
【概要】
病原微生物を动物细胞に感染させて経过を调べる実験は、病気の仕组みの解明に役立ち、动物実験よりも行いやすいため、様々な感染症を対象に行われています。微生物に蛍光マーカーを付けて动物细胞と区别する手法(蛍光标识)が一般的ですが、蛍光物质の细胞の生理机能阻害の可能性があり、使える微生物种は限られています。
东北大学大学院工学研究科応用物理学専攻の阿部圭吾氏(研究当時 博士後期課程学生)と中村修一准教授は、国立感染症研究所の小泉信夫主任研究官と共同で、腎臓細胞に付着した細菌の動きを、蛍光標識を使うことなく、機械学習によって自動追跡する手法を開発しました。本技術は監視カメラの映像解析で利用されている「背景減算法」を応用したもので、顕微鏡で撮影した映像から腎臓細胞(背景)の信号を差し引くことで、動く細菌を明瞭に観察できます。解析対象の微生物種を選ばない本技術は、新興感染症への迅速な対応や新しい診断支援技術の開発につながります。本研究成果は、2023年12月5日19時(日本時間)に英国科学誌Nature Communications にオンライン掲載されました。
図1. 機械学習を用いた病原性細菌の運動トラッキング法。(a) 腎臓細胞への細菌感染実験の模式図。液体を入れられる容器がついたスライドガラス上に構築した培養腎臓細胞シートにレプトスピラ属細菌を感染させ、細菌の様子をビデオ顕微鏡で記録した。(b)運動トラッキングの流れ。(c)機械学習を用いた背景減算法。ピクセルごとの明るさの分布から背景とみなされた分布を差し引くことで、前景(この場合は細菌)が浮かび上がるように観察できるようになる。
动画资料:
【用语解説】
注1 機械学習:
コンピュータに大量のデータを反復学习させることでデータセットのパターンなどを分析させ、その分析结果をもとに未知のデータの分类などを行う技术。
问い合わせ先
(研究に関すること)
東北大学大学院 工学研究科 応用物理学専攻
准教授 中村 修一
TEL: 022-795-5849
Email: shuichi.nakamura.e8*tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)
(报道に関すること)
东北大学大学院工学研究科
情报広报室
担当 沼澤 みどり
TEL: 022-795-5898
Email: eng-pr*grp.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

![]()
![]()
东北大学は持続可能な开発目标(厂顿骋蝉)を支援しています