2025年 | プレスリリース?研究成果
受精前の気象环境が脂肪燃焼机能に影响することを発见-亲から子へと伝搬する褐色脂肪の活性化-
【本学研究者情报】
〇大学院医学系研究科 分子代謝生理学分野 准教授 米代武司
【発表のポイント】
- 寒い时期に受精(妊娠)して生まれた人は、热を产生する褐色脂肪(注1)が活性化し、エネルギー消费量が高いことを発见しました。
- 受精の季节に関连して褐色脂肪が活性化すると、成人后に肥満が起こりにくいことが分かりました。
- 受精时期の外気温と日内寒暖差が褐色脂肪の运命を决めていることを明らかにしました。
- 亲世代での生活环境の影响が子に伝わり、热产生体质の获得と生活习惯病の予防に働くことを示した研究成果であり、新たな生活习惯病予防法につながることが期待されます。
【概要】
ヒトを含めた恒温动物は、どんな环境でも约37℃の深部体温を维持しなければ生存できません。褐色脂肪は寒い环境下で热を产生する脂肪组织です。この热产生には多量のエネルギーが使われ体脂肪の减少につながることから、褐色脂肪の活性化による生活习惯病の予防が期待されています。しかし、安全で効果的な活性化法はまだありません。そのため、ヒト褐色脂肪の活性が决まる仕组みを详しく解明する必要がありました。
東北大学大学院医学系研究科の酒井寿郎教授、米代武司准教授、北海道大学の斉藤昌之名誉教授(元 大学院獣医学研究院教授)、東京医科大学の濵岡隆文主任教授、布施沙由理助教、天使大学看護栄養学部の松下真美講師、東京大学先端科学技術研究センターの中村尚教授らの研究グループは、成人の褐色脂肪の活性が親世代の生活環境によって決まることを発見しました。すなわち、受精前に親が低い外気温や大きい寒暖差に曝されると、子の褐色脂肪の活性が成人後も高い状態で維持され、エネルギー消費量が高まって肥満リスクが低下することを明らかにしました。本成果は、オンライン学術誌Nature Metabolismで4 月8日(火)午前0時(日本時間)に公開されました。
図1. 受精前の親の寒冷曝露が世代を超えて子に伝わり、褐色脂肪と生活習慣病リスクを制御する。
【用语解説】
注1.褐色脂肪:体脂肪として知られる白色脂肪とは别の脂肪组织であり、脂肪酸などを活発に分解して热をつくるエネルギー消费器官である。
【论文情报】
タイトル:Pre-fertilization-origin preservation of brown fat-mediated energy expenditure in humans
著者: 米代武司#,*, 松下真美#, 布施(濵岡)沙由理#, 黒岩美幸, 黒澤裕子, 山田陽介, 荒井誠, 魏宇辰, 飯田誠, 隈健一, 亀谷俊満, 原田智也, 松村欣宏, 大澤毅, 青木好子, 中村尚, 濵岡隆文*, 酒井寿郎*, 斉藤昌之* (#笔头着者)
*共同責任著者:東北大学 大学院医学系研究科 分子代謝生理学分野, 教授, 酒井寿郎
東北大学 大学院医学系研究科 分子代謝生理学分野, 准教授, 米代武司
北海道大学, 名誉教授(元 大学院獣医学研究院教授), 斉藤昌之
東京医科大学 健康増進スポーツ医学分野, 主任教授, 濵岡隆文
掲載誌:Nature Metabolism
顿翱滨:
问い合わせ先
(研究に関すること)
东北大学 大学院医学系研究科 分子代谢生理学分野
准教授 米代 武司
TEL: 022-717-8117
E-mail: takeshi.yoneshiro.a8*tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)
(报道に関すること)
东北大学 大学院医学系研究科?医学部 広报室
TEL: 022-717-8032
E-mail: press.med*grp.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

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