2025年 | プレスリリース?研究成果
母乳のオリゴ糖が子豚の健全な腸内細菌叢の形成に貢献 子豚の健全育成に向けた機能性代用乳設計への応用に期待
【本学研究者情报】
〇大学院农学研究科 准教授 西山启太
〇大学院农学研究科 教授 北泽春树
【発表のポイント】
- 豚の母乳に豊富に含まれるシアル酸修饰オリゴ糖(シアリルラクトース)が、乳酸菌の优先的な肠内定着に寄与することを発见しました。
- シアリルラクトース由来のシアル酸を乳酸菌の一种 L. salivariusが利用することで、乳酸から酢酸の产生へと代谢がシフトし、病原性大肠菌の増殖を抑制することが示されました。
- 粉ミルク(代用乳)で育てられた子豚では、 L. salivariusの定着率が低く、肠内细菌丛の多様性が乏しくなり、下痢様の便が観察されました。
- 代用乳へのシアロオリゴ糖の添加は、子豚の肠内细菌丛の改善を介した新たな育成技术として、养豚现场への実装が期待されます。
【概要】
子豚の肠内细菌丛の形成は、その后の成长や免疫発达、感染抵抗性に深く関与します。东北大学大学院农学研究科の桥本凌河大学院生(研究当时)、西山启太准教授、北泽春树教授らは、豚の母乳に豊富に含まれるオリゴ糖(シアリルラクトース)が、健康な子豚で観察される乳酸菌优势な肠内细菌丛の形成を担う键因子であることを见出しました。
子豚の肠内细菌丛の継时的な変化を解析すると、哺育期には乳酸菌 Ligilactobacillus salivarius が优势であることが分かりました。L. salivarius は母乳中のシアル酸を代谢し、その过程で作られた酢酸は、病原性大肠菌の増殖を抑制しました。一方、シアル酸をほとんど含まない代用乳で育てた子豚では、肠内细菌の多様性が乏しく下痢症状の倾向が见られました。本结果は、母乳中のシアリルラクトースが子豚の肠内环境の形成に重要であることを示すと共に、代用乳の改良による家畜の健全育成への応用が期待されます。
本研究成果は、2025年5月24日に科学誌惭颈肠谤辞产颈辞尘别に掲载されました。
図1. 母乳のシアロオリゴ糖が子豚の腸内細菌叢形成に及ぼす影響
【论文情报】
タイトル:Milk sialyl-oligosaccharides mediate the early colonization of gut commensal microbes in piglets
著者: Ryoga Hashimoto, Keita Nishiyama*, Fu Namai, Kasumi Suzuki, Taiga Sakuma, Itsuko Fukuda, Yuta Sugiyama, Kenji Okano, Takafumi Shanoh, Eita Toyoshi, Ryusuke Ohgi, Sudeb Saha, Sae Tsuchida, Eri Nishiyama, Takao Mukai, Mutsumi Furukawa, Tomonori Nochi, Julio Villena, Wakako Ikeda?Ohtsubo, Gou Yoshioka, Eri Nakazaki, Yoshihito Suda, Haruki Kitazawa*
*责任着者:东北大学大学院农学研究科 准教授 西山启太
东北大学大学院农学研究科 教授 北澤春樹
掲载誌:惭颈肠谤辞产颈辞尘别
顿翱滨:
问い合わせ先
(研究に関すること)
东北大学大学院农学研究科
准教授 西山启太
TEL: 022-757-4373
Email: keita.nishiyama.a6*tohoku.ac.jp
(*を蔼に置き换えてください)
(报道に関すること)
东北大学农学研究科
総务係
TEL: 022-757-4003
Email: agr-syom*grp.tohoku.ac.jp
(*を蔼に置き换えてください)

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