2025年 | プレスリリース?研究成果
脳の「かたち」は父に似るのか母に似るのか? 親子の脳が類似する性別ごとのパターンを発見
【本学研究者情报】
〇学际科学フロンティア研究所 助教 松平泉
【発表のポイント】
- ヒトの脳には「父亲に似る部分」「母亲に似る部分」「両亲に似る部分」「父亲にも母亲にも似ない部分」があることを発见しました。
- 脳のどの部分が父亲と母亲のどちらに似るかは、性别によって异なります。
- 日本人の父?母?子(亲子トリオ)の脳画像解析による世界初の成果です。
【概要】
亲子の颜や性格が「似ている」と気づく瞬间は、谁でも経験することでしょう。しかし、亲子が似ているのは日常の中で感じられる特徴ばかりではありません。実は脳の「かたち」も、他人同士の中から亲子を识别できるほどによく似ることがわかっています。ただし、これまでの研究では母亲と子に焦点が当てられており、父亲を含めた検讨は十分に行われていませんでした。
东北大学学际科学フロンティア研究所の松平泉助教、大学院医学系研究科の山口凉大学院生(日本学术振兴会特别研究员)、加齢医学研究所の瀧靖之教授の研究グループは、父?母?子からなる「亲子トリオ」の脳惭搁滨画像を用いて、子の脳のどの部分が、父亲と母亲のどちらに似ているのかを详细に调べました。その结果、子の脳には「父亲にのみ似る部分」「母亲にのみ似る部分」「両亲に似る部分」「どちらにも似ない部分」が存在することを発见しました。さらに、これらの构成には子の性别によって违いがあることが明らかとなりました。
つまり、亲子の脳の类似性は、「父と娘」「母と息子」など、亲子の性别の组合せによって异なると言えます。今后は、「なぜ亲子で脳が似るのか」「なぜ性别が関与するのか」「脳が似ていることは性格が似ていることとどう関係するか」といった问いに迫ります。本研究を手がかりとして、抑うつなどの心の不调が世代间で伝播する仕组みの理解が进むことも期待されます。
本研究成果は、2025年6月19日付で科学誌 iScience に掲載されました。
図1. 研究成果の概要
『家族の脳科学』では父?母?子からなる「亲子トリオ」の脳の惭搁滨画像を収集しています(図の左侧)。脳の惭搁滨画像からは、脳回指数、表面积、皮质厚、皮质下体积、といった脳の「かたち」の情报(特徴量)を得られます(図の中央)。本研究ではこれらの特徴量が亲子で似ている脳领域を详细に调べました(図の右侧)。その结果、息子と娘のそれぞれにおいて、父亲にのみ似る领域(脳の模式図のうち、青色で涂った部分)、母亲にのみ似る领域(桃色で涂った部分)、両亲に似る领域(紫色で涂った部分)、どちらにも似ない领域(鼠色で涂った部分)、があることが分かりました。この结果は、先行研究の多くが母子のみを対象としてきたのに対し、「亲子トリオ」に着眼したことで得られた新しい知见です。なお、実际の分析结果では脳の左半球にも特徴量の亲子间の类似性を确认していますが、简略化のため、図には右半球のみを表示しています。
【论文情报】
タイトル:Parent-offspring brain similarity: Specificities and commonalities among sex combinations-the TRIO study
著者:Izumi Matsudaira*, Ryo Yamaguchi, and Yasuyuki Taki
*责任着者:东北大学学际科学フロンティア研究所 助教 松平泉
掲载誌:颈厂肠颈别苍肠别
顿翱滨:
问い合わせ先
(研究に関すること)
東北大学 学際科学フロンティア研究所
助教 松平泉(まつだいら いずみ)
Email: izumi.matsudaira.e4*tohoku.ac.jp
(*を蔼に置き换えてください)
(报道に関すること)
東北大学 学際科学フロンティア研究所 企画部
特任准教授 藤原 英明(ふじわら ひであき)
TEL: 022-795-5259
Email: hideaki*fris.tohoku.ac.jp
(*を蔼に置き换えてください)

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