51探花

本文へ ナビゲーションへ
ここから本文です

血中濃度に性差のある元素?セレンと鉄代謝の関連性を発見 ICP-MSを用いた網羅的微量元素解析法を確立

【本学研究者情报】

〇大学院薬学研究科 代谢制御薬学分野
教授 斎藤芳郎

【発表のポイント】

  • 诱导结合プラズマ质量分析法滨颁笔-惭厂(注1)を用いた网罗的微量元素解析法を确立し、ヒト血浆中の微量元素?金属类を测定しました。
  • 地域住民コホート研究で収集された血液を用い、鉄やセレン、水银、セレン输送タンパク质セレノプロテインP(注2)など、血浆中に含まれるレベルに性差のある元素を発见しました。
  • セレノプロテイン笔が鉄やセレン、ヒ素、水银、ヘマトクリット値、ヘモグロビン値、贬产础1肠値(注3)と相関することを明らかにしました。

【概要】

セレンや亜铅、鉄などの必须微量元素は、生体の恒常性维持に必须の元素です。それぞれの元素において、欠乏症あるいは过剰症が存在するため、健康状态を维持するためには、最适な范囲にあることが重要です。一方、水银やヒ素、铅といった有害金属には、必须微量元素の作用を打ち消し、疾患リスクを増加させる作用が知られています。

东北大学大学院薬学研究科の斎藤芳郎教授、東北メディカルメガバンク機構の山本雅之教授、金沢大学医薬保健研究域医学系の篁俊成教授らの研究グループは、诱导结合プラズマ质量分析法滨颁笔-惭厂を用いた網羅的微量元素解析法を確立し、ヒト血漿に含まれる必須元素や有害金属14元素を一度に評価する手法を開発しました。また、その増減によって疾患リスクが変化する血漿中のセレン運搬タンパク質セレノプロテインPについても評価を行い、地域住民コホート研究で収集された生化学データ?アンケート結果との多重相関解析を実施した結果、健常人において鉄やセレン、水銀などの元素レベルでは男性の方が高い値を示し、セレノプロテインPにも性差が確認されました。さらに、セレノプロテインPレベルと、鉄やセレン、ヒ素、水銀、ヘマトクリット値、ヘモグロビン値、糖尿病マーカーHbA1c値との相関も明らかとなりました。この結果は、セレンと鉄代謝が密接に関連することを示唆しています。魚介類の摂取頻度と水銀?ヒ素のレベルの相関も示されました。

本成果は7月13日、学術誌Scientific Reportsに掲載されました。

図1. 本研究の概要

【用语解説】

注1. 诱导结合プラズマ质量分析法滨颁笔-惭厂 (inductively coupled plasma mass spectrometry):高温のアルゴンプラズマで試料をイオン化し、質量に基づいて分離?検出することで、元素の種類と量を測定する。

注2. セレノプロテインP(SeP):必須微量元素セレンを含むタンパク質で、肝臓で主に合成され、血液中に分泌される。分泌されたSePは、各臓器にセレンを運ぶ役割を果たす。これまで、糖尿病患者においてSePが増加し、増加したSeP(過剰SeP)がインスリンの効果を弱めること(インスリン抵抗性)や、インスリンの分泌を抑制し、糖尿病態を悪化することが知られている。

注3. ヘモグロビンA1c(HbA1c)値:過去1~2ヶ月の血糖値の平均を反映する検査値で、糖尿病の診断や血糖コントロールの指標として用いられている。

【论文情报】

タイトル:Gender differences in plasma element concentrations and associations between selenoprotein P and iron metabolism in a community-based cohort study
*责任着者:东北大学大学院薬学研究科 教授 斎藤芳郎
掲載誌:Scientific Reports
顿翱滨:

详细(プレスリリース本文)PDF

问い合わせ先

(研究に関すること)
东北大学大学院薬学研究科
代谢制御薬学分野
教授 斎藤芳郎
TEL:022-795-6870
Email: Yoshiro.saito.a8*tohoku.ac.jp
(*を蔼に置き换えてください)

(报道に関すること)
东北大学大学院薬学研究科
総务係
TEL: 022-795-6801
Email: ph-som*grp.tohoku.ac.jp
(*を蔼に置き换えてください)

sdgs_logo

sdgs03

东北大学は持続可能な开発目标(厂顿骋蝉)を支援しています