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水あめの浸透圧を利用した新たな创伤被覆材がキズを治りやすくするメカニズムを解明-「治す力を高める」创伤被覆材でキズに苦しむ患者を救う!-

【本学研究者情报】

〇东北大学大学院医学系研究科
看护技术开発学分野
教授 菅野 恵美

【発表のポイント】

  • 水あめによる浸透圧(注1)を利用した新しい创伤被覆材(以下、本创伤被覆材)(注2)に治癒効果があるメカニズムを、マウスを用いて解明しました。
  • キズの治りを早めるカギは、本创伤被覆材の増殖因子(注3)等の「治りに必要な成分を逃さない」作用であることを明らかにしました。
  • 本创伤被覆材が持つ机能を活用した「患者の治す力を高める(免疫细胞を活性化する(注4))」创伤ケアは、难治性创伤(治りにくいキズ)(注5)に苦しむ患者を救う新たな解决策となることが期待されます。

【概要】

日本では100万人/日以上の患者が医疗机関で创伤(皮肤のキズ)に悩み、治疗を受けています。さらに高齢化に伴い、褥疮(注6)など难治性创伤が増加しており、国内で400万人以上の难治性创伤患者が、长期间の治疗に苦しんでいます。このような治りにくいキズの治疗には、患者自身の「キズを治す力」を无駄なく活用した创伤ケアが重要と考えられています。

东北大学大学院医学系研究科看护技术开発学分野の佐藤佑樹助手、伊藤永貴大学院生、菅野恵美教授、東京薬科大学薬学部免疫学教室の安達禎之教授らの研究グループは、キズ口からの滲出液のうち余分な水分だけを水あめの浸透圧を利用して吸収し、キズの治りを促進する成分は創部に留める機能を持つ創傷被覆材の創傷治癒への影響を検討しました。その結果、本創傷被覆材の「治りに必要な成分を逃さない」という特徴が、免疫細胞を活性化させ、キズの治りを早めることを明らかにしました。この研究成果により、本創傷被覆材がキズに悩む患者の課題解決のカギとなることが期待されます。

本研究は、2026年3月6日付けで科学誌Scientific Reportsに掲載されました。

図1. 新しい創傷被覆材の構造と特徴
本创伤被覆材は、水あめの吸収力と、半透膜の水や小さな分子のみを透过させる特性により、サイトカインや増殖因子といったキズの治りに必要な成分を创部に留める构造となっています。吸収された水分はパッド外へ蒸散されるため、多量の渗出液にも対応可能です。さらに、高い透明性を有することから、贴付したまま创部の状态を観察できるという利点も备えています。

【用语解説】

注1. 浸透圧
水が浓度の低い方から高い方(この场合は水あめ)へ移动しようとする力のこと。この作用を利用することで、余分な水分を吸収できます。

注2. 創傷被覆材
キズを覆って保护する医疗用材料。乾燥や感染から守り、治りやすい环境を整える目的で使用されます。本研究では、2024年にオカモト株式会社が开発した创伤治癒を促进する新しい创伤被覆材「础罢碍?パッド」を使用しました。

注3. 増殖因子
细胞の増殖や修復を促すタンパク质。创伤治癒を进める重要な働きを担います。

注4. 免疫細胞を活性化
体を守る细胞(例:好中球やマクロファージ)の働きを高めること。创伤治癒では、细菌の排除や治癒过程の开始に不可欠なプロセスです。

注5. 難治性創
通常よりも治りにくく、长期间治癒しないキズ。糖尿病性溃疡や重度热伤などが含まれます。

注6. 褥瘡
长时间同じ姿势を続けることで皮肤や组织が圧迫されて生じるキズ。一般に「床ずれ」と呼ばれます。

【论文情报】

タイトル:A transparent osmotic wound dressing ATKPAD promotes the healing process and regulates hypoxia-dependent inflammatory responses
著者:Yuki Sato*, Eiki Ito, Hiromasa Tanno, Takashi Kanno, Ryuto Arai, Koji Sato, Ayato Kaneta, Wakana Kamada, Ikue Sone, Ko Sato, Shinyo Ishi, Toshiro Imai, Hiromu Matsunaga, Tetsuji Aoyagi, Yoshimichi Imai, Yoshiyuki Adachi, Emi Kanno
*責任著者:东北大学大学院医学系研究科 看护技术开発学分野 助手 佐藤 佑樹(さとう ゆうき)
掲載誌:Scientific Reports
顿翱滨:

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问い合わせ先

(研究に関すること)
东北大学大学院医学系研究科
看护技术开発学分野
教授 菅野 恵美(かんの えみ)
TEL: 022-717-7484
Email: emi.kanno.d2*tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

(报道に関すること)
东北大学大学院医学系研究科?医学部広報室
TEL: 022-717-8032
Email: press.med*grp.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

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