2026年 | プレスリリース?研究成果
同じ乳酸菌でも生存状態で働きが変わる -生菌と不活化菌の違いを解明-
【本学研究者情报】
〇大学院农学研究科动物食品机能学分野 教授 北泽春树
大学院农学研究科动物食品机能学分野 准教授 西山启太
大学院农学研究科动物食品机能学分野 大学院生 松本夏歩
【発表のポイント】
- 生きた乳酸菌と肠细胞の同时培养を、マイクロ流体共培养デバイス(注 1)により実现しました。これにより、生菌と不活化菌が肠细胞に与える影响を直接比较することが可能になりました。
- 同じ乳酸菌でも、生菌は肠细胞の代谢を変化させ、不活化菌は免疫応答を活性化することを明らかにしました。
- 本成果は、健康机能の目的に応じて乳酸菌を生菌と不活化菌として使い分ける新たな机能设计の可能性を示します。
【概要】
乳酸菌は、健康维持に役立つことが知られています。健康に有益な生きた微生物は「プロバイオティクス(注 2)」と呼ばれ、近年では不活化した微生物やその成分である「ポストバイオティクス(注 3)」も注目されています。しかし、生菌と不活化菌が肠に与える影响の违いは十分に理解されていません。
东北大学大学院农学研究科の松本夏歩大学院生、西山启太准教授、北泽春树教授、株式会社岛津製作所の桥本豊之氏、株式会社伊藤园の辻川勇治氏らの共同研究チームは、乳酸菌Lactiplantibacillus plantarumに着目し、生菌と加热処理した不活化菌で小肠上皮细胞(注 4)への影响が大きく异なることを明らかにしました。
生菌は肠细胞の代谢を変化させる一方、不活化菌は免疫応答を活性化することが明らかになりました。本成果は、代谢改善や免疫机能调节といった目的に応じて、乳酸菌を生菌または不活化菌として使い分ける新たな视点を提示することができました。
本成果は、2026年3月31日に科学誌 iScienceにオンライン掲載されました。
図1. 本研究で用いたマイクロ流体共培養デバイスの写真とその模式図。経上皮電気抵抗を継時的に測定することにより、細胞のタイトジャンクションを維持したまま、細菌と共培養できていることを確認することができる。
【用语解説】
注1.マイクロ流体共培养デバイス:マイクロリットル単位のごく少量の液体の流れを精密に制御できる培养装置。细菌侧の培地を循环させることで细菌の过剰な増殖を防ぐとともに、常に新鲜な培地を供给し、死细胞を除去することができる。
注2.プロバイオティクス:健康に有益な働きをもたらす生きた微生物のこと。
注3.ポストバイオティクス:不活化された微生物や、その构成成分?代谢产物など、生きていなくても健康効果をもたらす物质のこと。
注4.小肠上皮细胞:小肠の内侧の表面を覆う细胞で、栄养の吸収や外部からの异物の侵入を防ぐ役割を担う。
【论文情报】
タイトル:Live and heat-treated Lactiplantibacillus plantarum induce distinct metabolic and immune responses in intestinal epithelial cells
著者:Kaho Matsumoto, Yuta Takada, Yoshiya Imamura, Hina Yoshida, Kazuhiro Sonomura, Mikako Takahashi, Nobuko Moritoki, Tomoko Shindo, Junya Yamamoto, Leonardo Albarracin, Wakako Ikeda-Ohtsubo, Masatoshi Hori, Julio Villena, Fu Namai, Yuji Tsujikawa, Toyoyuki Hashimoto, Keita Nishiyama, Haruki Kitazawa
松本夏歩、髙田悠太、今村圭哉、吉田飞菜、园村和弘、高桥実花子、盛一伸子、信藤知子、山本纯也、レオナルドアルバラシン、大坪和香子、堀雅敏、フリオビジェナ、生井枫、辻川勇治、桥本豊之、西山启太*、北泽春树*
*责任着者
掲载誌:颈厂肠颈别苍肠别
顿翱滨:
问い合わせ先
(研究に関すること)
东北大学大学院农学研究科
动物食品机能学分野
准教授 西山啓太
TEL: 022-757-4373
Email: keita.nishiyama.a6*tohoku.ac.jp(*は@に置き換えてください)
教授 北澤春樹
TEL: 022-757-4372
Email: haruki.kitazawa.c7*tohoku.ac.jp(*は@に置き換えてください)
(报道に関すること)
东北大学大学院农学研究科広報室
Email: agr-koho*grp.tohoku.ac.jp(*は@に置き換えてください)

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