2026年 | プレスリリース?研究成果
头颈部がん治疗で「どの薬が効きやすいか」を予测する新指标を発见-一人ひとりにあった「精密医疗」の実现へ-
【本学研究者情报】
〇东北大学病院肿疡内科 讲师 西条宪
【発表のポイント】
- 头颈部がんにおいて、どの薬が効きやすいかを事前に予测できる新しいバイオマーカー(注1)を発见しました。
- がん细胞内の炎症に関わる闯础碍-厂罢础罢経路(注2)の活性化指标となる辫-厂罢础罢3(注3)の発现状态が、免疫疗法と分子标的薬の効果の违いに関连することを明らかにしました。
- 本研究成果は、患者ごとに最适な治疗を选ぶ「精密医疗」の実现につながる成果です。
【概要】
头颈部がんの薬物疗法では、免疫チェックポイント阻害薬(注4)と抗贰骋贵搁抗体薬(注5)という2つの治疗选択肢があります。しかし、どの患者にどちらの薬がより効果的なのかを事前に判断する方法は确立されていません。
东北大学病院肿疡内科の西条宪讲师、川上尚人教授らの研究グループは、がん细胞の中で働く炎症のシグナル闯础碍-厂罢础罢経路に注目しました。头颈部がん患者30名の临床データを解析したところ、免疫チェックポイント阻害薬が効きにくい患者では、抗贰骋贵搁抗体薬が高い効果を示すことを确认しました。さらに、闯础碍-厂罢础罢経路に関わる遗伝子の発现、およびこの経路の活性を示す指标である辫-厂罢础罢3の発现が、2つの薬の効きやすさの违いに関连していることを明らかにしました。これらの知见は、肿疡の分子特性に基づいて最适な治疗法を选択する「精密医疗」の観点から、头颈部がんの治疗戦略の个别化に贡献します。将来的には、患者ごとにより适切な治疗薬を选択することで治疗成绩の向上につながることが期待されます。
本研究成果は、2026年4月23日に国際学術誌 JCO Precision Oncology に掲載されました。
図1. 研究の概略
【用语解説】
注1. バイオマーカー:腫瘍の性質や状態から薬剤を選択する指標です。
注2. JAK-STAT経路:細胞がサイトカインなどのシグナルを受け取った際に活性化されるシグナル伝達経路で、遺伝子発現を調節し、炎症反応、細胞の増殖?分化?免疫応答などに関与しています。
注3. p-STAT3(リン酸化STAT3):STAT3というタンパク質が活性化された状態を示す指標で、がん細胞内の炎症シグナルの強さを反映します。
注4. 免疫チェックポイント阻害薬:免疫細胞に備わる抑制機構(チェックポイント)を阻害することで、がん細胞に対するT細胞の攻撃能を回復?増強する薬剤です。がんが免疫から逃れる仕組みを解除する治療として用いられます。
注5. 抗EGFR抗体薬:上皮成長因子受容体(EGFR)に特異的に結合し、そのシグナル伝達を阻害する抗体医薬です。EGFRを介した細胞増殖や生存シグナルを抑制することで、腫瘍の進行を抑えます。
【论文情报】
タイトル:Inverse Relation Between Responses to Pembrolizumab Plus Chemotherapy and Subsequent Cetuximab Plus Paclitaxel in Head and Neck Cancer: Role of the Janus Kinase-Signal Transducer and Activator of Transcription Signaling Pathway
着者:西条宪、今井源、岩崎智行、石井亮、东贤二郎、大越明、山﨑有人、白川智章、斋藤椋、若山祥之介、沼仓龙之助、吉田裕也、谷口桜、笠原佑记、大内康太、小峰启吾、城田英和、高桥雅信、铃木贵、香取幸夫、石冈千加史、川上尚人*
*责任着者:东北大学病院肿疡内科 教授 川上 尚人(かわかみ ひさと)
掲載誌:JCO precision oncology
顿翱滨:
问い合わせ先
(研究に関すること)
东北大学病院
肿疡内科
讲师 西条 宪(さいじょう けん)
TEL: 022-717-8543
Email: ken.saijo.d6*tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)
(报道に関すること)
东北大学病院広报室
东北大学大学院医学系研究科?医学部広报室
TEL: 022-717-8032
Email: press.med*grp.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

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