2026年 | プレスリリース?研究成果
植物由来薬剤による地下浸透性改良技術を開発 ―CCUS事業の推進に向けたCO?の圧入性向上と地下エネルギー開発への応用に期待―
【本学研究者情报】
〇大学院环境科学研究科 教授 渡邉则昭
大学院环境科学研究科 助教 王佳婕
【発表のポイント】
- 石油资源开発株式会社(以下、闯础笔贰齿)は、国立大学法人东北大学(以下、东北大学)と连携のうえ、颁颁鲍厂(注1)事业の推进を目的として、植物由来の生分解性キレート剤骋尝顿础(注2)に、フッ酸系成分(注3)と塩水洗浄を组み合わせた地下浸透性改良技术を开発しました。
- 研究成果としては、ケイ素由来の沉殿を、固相侧への一时的な移行と塩水洗浄による除去で抑え、鉱物溶解を持続できることを示したほか、颁翱?贮留层を构成する砂岩?砂质シルト岩を用いた実験で、流体の浸透性(注4)が短时间で何倍にも向上することを示しました。
【概要】
闯础笔贰齿は、カーボンニュートラル社会の実现に向け、「先进的颁颁厂事业」をはじめとした国内外での颁颁鲍厂事业の推进を重要な経営课题の一つとして位置づけています。
今回、JAPEX技術研究所は、东北大学大学院环境科学研究科の渡邉 則昭教授、Jiajie Wang助教らとの共同研究により、地下の岩石層へ効率よくCO?を注入するための地下岩盤改良法を開発しました。本手法は、GLDA処理液、フッ酸系成分を加えたGLDA処理液、塩水洗浄を段階的に用いて、溶け出したケイ素の挙動を制御し、鉱物溶解を持続しながら目詰まりを抑制し、地下岩石中でのCO?の流れやすさを効率的に向上させるものです。本成果は、JAPEXが国内外で推進するCCUS事業における注入性改善や、地下エネルギー開発への応用につながることが期待されます。
なお、本成果は、JAPEXと東北大学の共同研究結果として、国際学術誌Communications Earth & Environmentに掲載されました。
【用语解説】
注1. CCUS:二酸化炭素回収?活用?貯留(Carbon dioxide Capture, Utilization and Storage)の略称です。発電所や工場などから排出されるCO2を回収し、地下深部の岩石層に注入して貯留、または分離回収したCO2を原油増進回収などに有効活用のうえ、貯留する技術です。大気中へのCO2排出を削減する方法の一つとして期待されています。
注2. GLDA:L-グルタミン酸二酢酸の略称です。植物由来原料から製造可能な生分解性キレート剤で、金属成分と結合して水溶液中に保持する性質があります。
注3. フッ酸系成分:GLDA単独では溶けにくい長石や粘土鉱物など、ケイ素を含む反応性鉱物の溶解を促進する成分です。本研究では、フッ化水素酸源としてフッ化水素アンモニウムを用いました。
注4. 浸透性:岩石中を水溶液や気体などの流体がどれだけ通りやすいかを示す性質です。浸透性が高いほど、地下に流体を注入しやすくなります。
【论文情报】
タイトル:Green chelating agent-hydrofluoric acid synergy enables sustained mineral dissolution for near-wellbore stimulation in geological CO2 storage formations
著者:Jiajie Wang, Ryota Tamura, Hitomi Hirano, Masahiko Yagi, Tetsuya Tamagawa, Luis Salalá, Eko Pramudyo, Noriaki Watanabe
掲載誌:Communications Earth & Environment
顿翱滨:
问い合わせ先
(研究に関すること)
東北大学 大学院 環境科学研究科
教授 渡邉 則昭
TEL: 022-795-7384
Email: noriaki.watanabe.e6*tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)
助教 Jiajie Wang
TEL: 022-795-4859
Email: wang.jiajie.e4*tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)
(报道に関すること)
东北大学大学院环境科学研究科
情报広报室
TEL: 022-752-2241
Email: kankyo.koho*grp.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

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