2026年 | プレスリリース?研究成果
暗号機器の物理セキュリティの数学的証明に成功 ―安全な暗号機器の設計方法を確立―
【本学研究者情报】
〇电気通信研究所 教授 本间尚文
【発表のポイント】
- 暗号デバイスから漏えいする物理的情报(消费电力や电磁波など)を悪用するサイドチャネル攻撃に対し、代表的な対策技术「マスキング」の安全性を数学的に保証する必要十分条件を世界で初めて明らかにしました。
- 上记の条件を応用し、従来技术と比べて半分以下のコストで、物理的漏えいに対して安全な暗号デバイスを実现する新たな设计手法を开発しました。
- サイドチャネル攻撃とマスキングの発见から25年以上にわたり未解决だった、マスキングの有効性に関する原理的な问いに答えるものであり、暗号?情报セキュリティ分野の基础理论に贡献します。
- 本成果は、スマートフォンや滨颁カード、滨辞罢机器などに搭载される暗号デバイスの安全性向上への贡献が期待されます。
【概要】
电子メールやメッセージングアプリ、电子商取引等、多くのデジタルサービスの安全な情报通信に暗号技术が広く用いられていますが、暗号処理を実行する机器の消费电力や漏えい电磁波などを観测?悪用して秘密情报を夺取する攻撃の胁威が知られており、対策技术の确立が强く求められていました。
东北大学电気通信研究所の本间尚文教授、伊东灿助教、京都大学大学院情报学研究科の上野岭准教授、日本电気株式会社の峯松一彦主席研究员、井上明子主任からなる研究グループは、暗号デバイスから生じる物理的漏えい(消费电力や放射电磁波など)を解析して、安全性の保証に必要な条件を明らかにし、さらにその条件を利用して物理的安全性が保証された暗号デバイスを従来よりも大幅に少ないコストで実现する技术を开発しました。
本成果は、数学的にも物理的にも安全な暗号机器を効率的に実现する新たなアプローチとして、今后の安心?安全な情报通信社会の构筑に资することが期待されます。
本成果は、2026年8月13日にProceedings of Annual International Cryptology Conference(CRYPTO 2026)に公開されました。また、8月17日(現地時間)より米国カリフォルニア州サンタバーバラ市で開催される2026年国際暗号学会議 (CRYPTO 2026) にて発表されます。
図 1. サイドチャネル攻撃の概要
攻撃者は暗号デバイスが暗号演算中に生じる物理的な漏えい(サイドチャネル情报)から秘密键を夺取する。
【论文情报】
タイトル:A Formal Security Proof of Masking: Reduction from Strong Noisy Leakage to Probing Model without Random Probing and Application to LR Primitive
マスキングの形式的安全性証明:强雑音漏えいからプロービングモデルへの乱択プロービングを用いない帰着と漏えい耐性プリミティブへの応用
著者:Rei Ueno*,**, Akiko Inoue**, Kazuhiko Minematsu**, Akira Ito**, and Naofumi Homma**
*笔头着者
京都大学大学院情报学研究科?准教授?上野岭
**共同责任着者
日本电気株式会社?主任?井上明子
日本电気株式会社?主席研究员?峯松一彦
东北大学电気通信研究所?助教?伊东灿
东北大学电気通信研究所?教授?本间尚文
掲 載 誌:Proceedings of Annual International Cryptology Conference (CRYPTO 2026)
鲍搁尝:
问い合わせ先
(研究に関すること)
东北大学电気通信研究所
教授 本间尚文
TEL: 022-217-5506
Email: contact.ecsislab*grp.tohoku.ac.jp (*を@に置き換えてください)
(报道に関すること)
东北大学电気通信研究所 広報室
TEL: 022-217-5427
Email: riec-kohoshitsu*grp.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

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