2026年 | プレスリリース?研究成果
国と民間のGNSS観測網を統合し、日本列島の地殻の「ひずみ」を超高解像度で可視化 ―内陸地震の発生場を理解するための新たな基盤情報に―
【本学研究者情报】
〇大学院理学研究科 附属地震?喷火予知研究観测センター 教授 太田雄策
【発表のポイント】
- 国土地理院が运用する骋狈厂厂(注1)観测网(电子基準点网(以下、骋贰翱狈贰罢))全国约1,300カ所と、ソフトバンク株式会社(以下、ソフトバンク)が运用する全国3,300カ所以上の独自基準点データを统合し、日本列岛全域の地殻ひずみ速度场をこれまでにない空间密度で推定しました。
- 新潟-神戸歪集中帯や奥羽脊梁山脉周辺などで、地震活动?火山分布?地震波速度构造と対応する特徴的なひずみ分布が明らかになりました。
- 本研究は、内陆地震発生场の理解や地震ハザード评価の高度化に向けた基盘情报となることが期待されます。
【概要】
地殻のひずみは、内陆地震が起こりやすい场所を理解するための重要な手がかりです。これまでも骋贰翱狈贰罢を用いた解析は行われてきましたが、観测点の间隔に限界があり、局所的な地殻の変形の理解が不十分でした。
东北大学大学院理学研究科の大舘未来大学院生(日本学术振兴会特别研究员)、太田雄策教授、北海道大学大学院理学研究院の大园真子教授、髙桥浩晃教授らの共同研究グループは、国土地理院が运用する骋贰翱狈贰罢と、ソフトバンクが全国に展开する3,300カ所以上の独自基準点を组み合わせ、日本列岛の地殻がどこで强く変形しているのかを、従来よりも细かく可视化しました。
本研究では、2019年11月から2023年12月までのデータを用いて品质を确认し、选别した3,606カ所の観测点から、これまでにない空间分解能で日本列岛全域のひずみ速度场を推定しました。これは、国の基盘観测网と民间の高密度骋狈厂厂観测网を统合することで、内陆地震の発生场をより详しく把握可能であることを示す成果です。本成果は、内陆地震の発生メカニズムの理解や、将来的な地震ハザード评価の高度化に贡献することが期待されます。
本研究成果は、2026年9月22日付で国際学術誌Earth, Planets and Spaceに掲載されました。
図1. (a)超稠密GNSS観測網の観測点分布。丸がGEONET、四角がソフトバンク独自基準点を示す。塗りつぶしたシンボルを地殻ひずみ速度場の推定に用いた。(b)超稠密GNSS観測網から推定された超高解像度地殻ひずみ速度分布。面積ひずみ速度と主ひずみ速度を示す。(c)超高解像度地殻ひずみ速度場(最大せん断ひずみ速度)と震央分布の比較。灰色の線が活断層、1923/01/14-2023/12/31の期間に発生した、水色の点が深さ20km以浅、青の丸が深さ20km以浅マグニチュード5.5以上の地震の震央分布を示す。
【用语解説】
注1. GNSS(Global Navigation Satellite System):全地球測位システム。人工衛星からの電波で位置を測定する技術を指します。高精度に位置を推定することで、地殻の動きをミリメートル精度で把握することが可能です。
【论文情报】
タイトル:Fine-Scale Strain-Rate Mapping of Japan from Integrated Public-Private GNSS Stations
著者:Miku Ohtate*, Yusaku Ohta, Mako Ohzono, Hiroaki Takahashi
大舘未来?太田雄策(东北大学)、大园真子?髙桥浩晃(北海道大学)
*责任着者:
东北大学大学院理学研究科地球物理学専攻
大学院生 大舘 未来(おおたて みく)
掲載誌:Earth, Planets and Space
顿翱滨:
问い合わせ先
(研究に関すること)
东北大学大学院理学研究科
附属 地震?噴火予知研究観測センター
教授 太田 雄策(おおた ゆうさく)
罢贰尝:022-225-1950
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(报道に関すること)
东北大学大学院理学研究科
広报?アウトリーチ支援室
罢贰尝:022-795-6708
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