平成21年9月东北大学学位记授与式告辞

本日ここに学士の学位を授与された二一名の诸君、修士の学位を授与された六一名の诸君、専门职の学位を授与された八名の诸君、そして博士の学位を授与された一叁叁名の诸君に、东北大学を代表して心よりお祝い申し上げます。また、留学生の诸君においては、言叶、文化、习惯などの壁を克服し、学位を取得された今日までの努力に対して深く敬意を表します。そして、今日の日に至るまで诸君を支えて下さった方々、特に、诸君のご両亲に、また结婚しておられる方にはそのご家族の方々にも、心よりお祝い申し上げます。
东北大学は明治四〇年(一九〇七年)の建学以来、「研究第一」、「门戸开放」、「実学尊重」の理念を掲げて、研究の成果を人类社会が直面する诸问题の解决に役立て、指导的人材を育成することによって、平和で公正な人类社会の実现に贡献してきました。
その歴史は、东北大学に関わる人々のたゆまぬ挑戦の歴史でもあります。
本日ここに学位を授与された诸君は、このような本学で、それぞれの専门分野において深い研钻を积み、高い学识を修得し、东北大学で育まれた「Challenge(挑戦)」、「Creation(创造)」、「Innovation(革新)」という叁つのキーワードを基轴に行动する研究マインドをもって、物事を本质的に、そして総合的に捉えるアプローチの方法を学びました。これからは社会の中で、あるいは大学等の研究机関において、より広范で深い学识、より高い総合力、そしてよりスピードある行动が求められることでしょう。また、知的好奇心をバネとしながら、常に地球社会のありようと人类の未来を见据える见识も求められることでしょう。
国のボーダーレス化が进む国际社会にあって、人类は环境问题、エネルギー问题、少子化问题、高齢化问题、医疗问题、食粮问题など、空前のスケールで展开する深刻な课题に直面しています。本学で学んだ诸君には、どのような进路を进むにしても、东北大学で学んだことに确信をもち、この私たちの社会が多くの课题を抱えていることを忘れないでいただきたい。そして人类はこれからどんな地球社会を筑くのか、その社会において诸君はどんな挑戦を続けていくのかを常に念头において、グローバルな事象で揺れ动くそれぞれの活动の场で、その探究の最前线を担っていただきたい、そう愿っております。
そうした诸君に、私は特に伝えたい二つのことを、この新たな门出のお祝いの言叶として赠ることにします。
私が赠りたい第一のメッセージは、「「なぜ?」という疑问に挑み続けよう!」ということです。
「过去から学び、今日のために生き、未来に対して希望を抱け。大切なことは、何も疑问を持たない状态に陥らないことである。」相対性理论の生みの亲、アルバート?アイシュタインの言叶です。アインシュタインは自分自身に対して、そして自分の目の前にある自然现象に対して、「なぜ?」という探究を繰り返すうちに、物质、エネルギー、光、相互作用、空间、时间などに対するイメージがひらめき、それを理论で解き明かしたのです。彼は歴史上において最も天才という称号が似合う科学者かもしれません。しかし、「科学する心」は谁にとっても同じです。大事なのは、不思议を素直に见つめ、なぜだろうかと思考実験することです。日常の多くの场面では「これはこういうものだ」と疑うことなく判断しがちです。しかし、こうだと决められていることをそのまま受け入れていては、新しい発想は生まれません。なぜそうなのか、日常の中で起きる疑问を少しでも遡って思考実験することが大切です。それが日常生活の中の「科学する心」なのです。
さらに大事なことは、表面的なものにとらわれず、その背后にある本质を见抜く力、深い洞察力です。単に现象を表面的に见るのでなく、その本质をイメージし、そこからその现象を捉えるようにしてください。そうすれば、环境や条件が変わった时でも、その本质イメージに沿って自分で自律的に答えを导き出せるのです。もちろん时にはイメージから演绎したものと异なる结果が现れることもあります。「それもなぜ?」という疑问を持って考えることにより、直観と思考との间で新しい本质イメージがひらめいて、独创的な创造へと発展していくのです。
第二のメッセージは、「出る杭になって打たれよう!」ということです。
昔から「出る杭は打たれる」と言われますが、国家あるいは分野の垣根が崩れるボーダーレスの时代には、自由阔达な起业家精神に満ちた「出る杭」が求められます。
「出る杭」になるにはエネルギーが必要です。エネルギーの源泉は强い意志力です。はみ出ることがあっても、失败することがあっても、志を高く、梦と伦理観をもって、ゴールに向かって突进していただきたい。私にとっての最大の夸りも失败しないことではなく、倒れるごとに起き上がることにあります。何かあることを试み、そして失败する人间の方が、何にもしないで成功する人间よりどれだけ良いかわかりません。故事ことわざに「能ある鹰は爪を隠す」という言叶があります。解釈はいろいろありますが、爪を出さなければならない场面なのに「能ある鹰は爪を隠す」のままでは困ります。むしろ「出すぎた杭になって叩かれない」くらいのマインドをもって行动を起こしていただきたい。
もちろん「出る杭」もむやみに出ろということではありません。激しい时代の変化に柔软に対応して、自らが変化をつくり出すために「出る杭」として行动するのです。そして、トライアンドエラーを繰り返すスピードをもって行动することで、溢れる未来を创造する担い手となることができるのです。
自分の选んだ道を信じ、前向きに挑戦を続け、ゴールへたどりつくまで一ミリずつでも进んでゆく。そんな思いが明日への扉を开けていくものと信じます。未来を予测する最善の方法は、自らそれを创り出すことにあるのです。
第一は、「なぜ?」という疑问に挑み続けること。
第二は、出过ぎた杭になるくらいの行动力を発挥すること。
先辈たちが筑いてきた社会、その社会を起业家精神に満ちた行动によって时代の変化に応じたものに変革し、それを次の世代に継承することを、バトンを受け継いだ诸君に大いに期待いたします。
これが本日ここに学位记授与式を迎えた诸君に対する、私からのお祝いのメッセージです。
私たち东北大学は、「世界リーディング?ユニバーシティ」を目指して、人类社会の様々な课题に挑戦していくことにより、社会から信頼、尊敬、そして爱情を受けられる大学として、人类社会の発展に贡献できるものと信じます。また同时に、东北大学は、诸君のこれからの人生にとっていつまでも有意义な存在であり続けたいと思います。东北大学は世界各国からの学生が学ぶ大学です。この大学で培った国际的ネットワークと友情は诸君の大切な财产となるでしょう。留学生の诸君には、日本を、そしてこの东北大学を第二のふるさととして、母国と日本との、そして东北大学との架け桥となっていただきたいと思います。
本日の学位记授与式には多くの留学生の诸君がいますので、ここで简洁に英语で送别の言叶を述べたいと思います。
Now, I would like to switch my speech from Japanese to English, because wehave many international students. So I would like to talk directly to them inEnglish.
I, as president of 51探花, sincerely hope that your experiences and achievements in 51探花 shall help you contribute to the development of your countries and to the world peace through your forthcoming activities. Finally, I wish to reiterate my hearty congratulation to all of you, and wish you every success in your future endeavors.Thank you very much.
最后にここに一堂に集われた诸君一人ひとりが、学问に対し、そして东北大学に対しいつまでも変わらぬ爱をもち、不断の努力を惜しむことなく、未来を见つめ、新たな世界の扉を开かれることを心から祈念して、私の式辞の结びといたします。
平成21年9月25日 东北大学総长 井上 明久
(於:川内萩ホール)